Google、特定のドメインを検索結果から除外する機能を導入

SMXのレポートでタイミング的に遅くなってしまい最新のニュースではないのですが、Google検索の新しい機能についてのエントリになります。

米Google(Google.com)は、指定したドメインを検索結果から非表示にする機能の提供を始めました。

Google Chromeの拡張機能として、特定のドメインを検索結果から同じようにブロックするPersonal Blocklistを1ヶ月ほど前にGoogleは公開しており、この機能を通常のウェブ検索に組み込んだことになります。

下のキャプチャのように、“Block all XXX.com results”というリンクが検索結果に表示されます。

Block Sites

このリンクをクリックすると、該当ドメインのページが検索結果に出てこなくなります。

ブロックしているドメインのページが本来の検索結果に含まれているときは、非表示になっていることを伝えるメッセージが表示されます。

Block Sites

ブロックしたサイトは検索設定で管理できます。

Block Sites

今のところ、このサイトのブロック機能はGoogle.comの英語の検索のみの提供で、サポートするブラウザはGoogle Chrome 9以上、Internet Explorer8以上、Firefox 3.5以上になります。

今後ほかの地域・言語・ブラウザへの対応を進めていくとのことです。

またユーザーがブロックしたドメインをランキングの指標としては現状では用いていません。
検索結果を改善するのに役立つかこれから評価していきます。

僕の個人的な推測ですが、データを直接検索結果に反映させるというよりは、アルゴリズム変更を行ったときにその結果がユーザーが低評価したサイトとどのくらい重なっているか比較するために使うのではないでしょうか。
パンダ・アップデート(ファーマー・アップデート)では、ChromeのPersonal Blocklistのデータを使いませんでしたが、ブロックされたサイトのうち84%に対処できたと発表していました。

ドメインのブロック指定を継続して利用したい場合は、Googleアカウントにログインしている必要があります。
ログインしていると設定が引き継がれます。
パーソナライズ検索の機能の1つということですね。

どのくらい数の一般ユーザーが使うか、特に日本においては微妙な気もしますがパーソナライズ検索がさらに拡張したことに違いはありません。

ついでに別の機能の変更も紹介しておきます。
といっても、こちらは廃止のお知らせです。

検索結果に出てきたお気に入りのページに目印を付けられるスター機能がなくなりました。

正確に言うと、検索結果上でスターを付けることができなくなりました。

ただしGoogleブックマークへ登録したページが検索に関係していたり、検索結果に含まれるときは依然としてスターマークが表示されます。

スター機能

スター機能を使うユーザーがいることはいるようですが、そう多くいたとも思えないので廃止されても困るユーザーは少ないと予想します。

ご参考までに。