キーモーメントを自動生成するSeekToAction構造化データをGoogleが正式公開

[レベル: 中級]

自分のサーバーでホストしている動画に Key moments(キーモーメント)を Google 任せで自動で生成させることができるようになりました。

Key moments は日本語では「重要なシーン」とも呼ばれます。
検索結果に動画が表示されたときに、特定の再生場所に見出しでマークを付ける機能です。

キーモーメント

SeekToAction 構造化データでキーモーメントを自動生成

キーモーメントを Google に自動で生成させるために SeekToAction 構造化データでマークアップする方法があります。
SeekToAction でマークアップしておけば、どの場所が重要なのかを Google が自動で判断してキーモーメントを生成してくれます。

SeekToAction 構造化データは、今年の 5 月にベータ版として提供が始まりました。
ベータ提供を終了し、正式版になりました。

SeekToAction の条件

SeekToAction 構造化データを実装しておけばあとは Google 任せですが、次の条件を満たしておく必要があります。

  • 特定の場所からダイレクトに再生できる: たとえば、YouTube 動画なら、

    のように t パラメータを付ければ動画の途中から再生を始められます(例では、210 秒のところから再生開始)。

  • キーモーメントを自動生成させたい動画を置いたページにはすべて SeekToAction でマークアップする。ガイドラインに従う。
  • Google が動画を取得できるようにしておく。

YouTube 動画はマークアップ不要

SeekToAction 構造化データは、基本的に、自分のサイト(サーバー)で動画をホストする場合に利用します。

YouTube 動画を埋め込む場合はマークアップ不要です。
YouTube 動画は、この方法で簡単にキーモーメントを設定できます。

YouTube ではなく自前で動画を配信しているなら、SeekToAction を実装するといいでしょう。
技術的な詳細はドキュメントを確認してください。