Google日本がサーチウィキを正式導入、Google.comのSearchWikiでは吹き出しマークが消えた

昨日、Google日本(google.co.jp)でもSearchWikiの導入が試験的に始まったようだとレポートしましたが、正式な一般公開でした。

Google 公式ブログ 日本版で公式アナウンスが出ています。

サーチウィキ: 検索結果表示をカスタマイズできるようになりました

本日サービスを開始したサーチウィキを使えば、自分の好みに合わせて Google のウェブ検索結果の表示をカスタマイズすることができます。ウェブページの表示順位を変更したり、検索結果にサイトを追加したり削除したりできるほか、検索結果にコメントをつけることもできます(作成したコメントは、全て一般公開されます)。

想像以上にあちらこちらのブログで取り上げられていて、関心の高さが伺えます。

思ったとおり好意的な意見が少ないのですが、Googleアカウントにログインしている時だけに適用される機能で、他のユーザーの操作には影響を受けないので、気にしなければすむ問題でしょう(もっとも、一部のツールが使えなくなるという問題で不満を漏らしている方々もいるようですね)。

GoogleのMarrisa Mayer(マリッサ・メイヤー) – 検索製品および利便性の向上担当副社長は、SearchWikiでのユーザーのデータを、将来的に検索結果に反映させることもありうると、かつてコメントしたことがあります。

しかし、そういう可能性があるというだけで、SearchWikiのデータを利用すると名言したわけではありません。

SEMリサーチで渡辺さんがおっしゃっているように、今のところSearchWikiの結果が通常検索に与える影響はゼロと考えてよさそうです。

一方、半年近く前からが導入されたGoogle.comのSearchWikiに、ちょっとした変化が起こっています。

SearchWikiではSERPに出てきたウェブページにコメントを付けることができます。

コメントを入力するには、吹き出しマークのアイコンをクリックします。

サーチウィキのコメント用吹き出しアイコン

この吹き出しアイコンが”Review this site”というテキストに変わったことが、WebmasterWorldで報告されています。

SearchWiki Review this site

ただし、テスト導入のようですべてのユーザーに対してではありません。

目立たないし、一見意味の分からない小さなアイコンより、”Review this site”、「このサイトを評価する」のほうがユーザーのコメントを得やすい気がします。

SeachWikiでは他のユーザーのコメントを読むことができるので、評価数が多くなれば役に立つのではないでしょうか。

もっとも、自分のサイトに有利なコメントを書きまくるスパムユーザーが増える弊害はありそうですが。

提供が始まったばかりですが、Google日本のサーチウィキもアイコンではなくテキストに変わるかもしれませんね。