[対象: 中級]

Googleアナリティクスのキーワードクラウドに表示される(not provided)

Web担当者Forum連載コラムの先週の注目ピックアップでも取り上げたように、Google検索の完全SSL化に伴い検索キーワードが取得できなくなる問題について、何らかの解決策をGoogleは提供する予定です。

米Googleの検索サービスのトップ、Amit Singhal(アミット・シングハル)氏が米サンノゼで先週開催されていたSMX (Search Marketing Expo ) West 2014で明らかにしました。

数週間から数ヶ月以内に (not privided) 問題に対処

GoogleアカウントにログインしていないユーザーにもSSL検索を適用するようになって以来、不明な検索キーワードの比率が一気に跳ね上がりました。

Googleアナリティクスでいえば、キーワードを取得できない「(not provided)」が80%、90%以上のサイトも珍しくありません。
このブログの場合、直近1か月間のGoogleのオーガニック検索のうち実 96%が (not provided) でした。

検索ユーザーのプライバシー保護が重要なことは十分に理解できます。
でもオーガニック検索からのトラフィックを分析するうえで検索キーワードの情報を入手できない状況は、僕たちサイト管理者の立場からするとまさしく痛恨の一撃です。

Googleには多くの非難も寄せられていました。

こうしたなか、Googleは何らかの形で解決策を見つけることにしたのです。

適切な解決策を現在模索中で、今後数週間から数ヶ月の間にその解決策を提供したいとのことです。

考えられる5つの解決策

しかしながらAmit Singhal氏は、具体的な内容についてまでは言及しませんでした。
どのような解決策が提供されるかは不明です。

Amit Singhal氏がSMXでこの発表をした際に、対談していたSearch Engine LandのDanny Sullivan(ダニー・サリバン)氏は次の5つの可能性を考えています。

  • 何もしない
  • SSLを導入しているサイトにのみキーワードを渡す
  • Googleウェブマスターツールですべてのキーワードを入手可能にする
  • 検索キーワードを取得できるように以前の状態に戻す
  • AdWords広告のキーワードも取得できないようにする

僕からの説明を若干交えながら、要点を絞ってそれぞれを説明します。

1. 何もしない

再考はするけれど、「現状でよし」と結論付けて結局何もしません。

解決策を提供するとAmit Singhal氏が言っているのでこれはなさそうですが、可能性がゼロとは言い切れません。

2. SSLを導入しているサイトにのみキーワードを渡す

SSLを導入しHTTPSで通信しているサイト(URL)に対してのみキーワードデータを提供します。

検索結果とそのページヘの通信はSSLで暗号されているので、第三者にキーワードを盗み見されることはありません。
キーワードがわかるのは検索ユーザーとそのサイトの管理者だけです。

「プライバシーの保護」という点では、完全ではないにしても目的を叶えていますね。
米Yahoo!米BingのSSL検索は、SSLサイトに対してはキーワード情報を渡します。

3. Googleウェブマスターツールですべてのキーワードを入手可能にする

ウェブマスターツールの「検索クエリ」はSSL検索の影響を受けずに、キーワードデータを取得できます。
概数値ではなく実数値でキーワードを現在レポートするようにもなっています。

しかし「上位2,000キーワードまで」、「過去90日間まで」という制限が検索クエリにあります。

こうした制限を取り去り、完全なデータを提供するように改善することが考えられます。

4. 検索キーワードを取得できた以前の状態に戻す

(not provided) が存在しなかった、以前の状態に戻します。

でもこれは100%あり得ないと僕なら断言するでしょう。
Googleは、SSL検索によってユーザーのプライバシーを守ることを最優先しています。

5. AdWords広告のキーワードも取得できないようにする

(not provided) が非難される1つの理由に、「AdWords広告をクリックしときのキーワードは変わらずに取得できる」ことがあります。

SSL検索の影響を受けるのはオーガニック検索だけです。
AdWordsの広告主は依然としてキーワード情報を入手できます。

「検索ユーザーのプライバシーを保護する」というGoogleの主張に合致していません。
「AdWords広告だからいい」というのは理由にならないし、Googleは納得できる説明を示していません。
そしてSEOを重要視しているサイト管理者からしてみたら不公平です。

そこで浮上してくるのが、「AdWords広告のキーワードも取得できないようにする」解決策です。

「AdWordsのキーワードも取得不可」が最有力か?

最後に挙げた「AdWords広告のキーワードも取得できないようにする」がもっともあり得そうだとDanny Sullivan氏は考えています。

「解決策」の最も有力な候補として僕が疑うのもこれです。
なぜなら、Amit Singhal氏は、解決策を考えるなかで「広告の部門と話し合いを持った」と発言しているからです。

サーチ部門だけで対処できるならあえて広告部門と話し合う必要はなくないでしょうか?
AdWordsを巻き込むからこそ、広告部門と話し合う必要があったのではないでしょうか?

オーガニック検索だけではなくAdWords広告でもキーワードを取得できなくすれば、検索ユーザーに対するプライバシー保護をさらに強化できます。

もし、この最後の解決策が提供されるのだとしたら、僕たち検索エンジンマーケッターとしてはぜんぜん嬉しくない解決策に落ち着いてしまいます(プライバシー保護という観点から考えれば、検索ユーザーにとってはもちろんすばらしい選択です。でもこのブログはSEOをテーマにしたブログなので、サイト管理者の視点で話をしています。ご了承ください)。

ですが、「オーガニック検索も有料検索もともにキーワード取得不可」なんていう可能性は決して低くなさそうです。

アクセス解析専用ツールとは数値に差異が出ることがあるにせよ、「ウェブマスターツールですべてのキーワードを入手可能」が5つの選択肢のなかでは好ましそうです。
せめて「SSLサイトには渡す」でしょうか。

いずれにしても、今後出てくる発表を待つしかありません。

あなたはどういった解決策が提供されるとことを望みますか?

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