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First Click Free (ファースト・クリック・フリー。以下、FCF)プログラムを Google は廃止する計画とのことです。
The Wall Street Journal(以下、WSJ)が報じています。

FCF は、読むのにログインや有料購読が求められる記事であっても、Google 検索経由であれば無条件でユーザーが全文を閲覧できる仕組みです。
詳細はこちらの記事ヘルプを参照してください。

FCF をやめた WSJ

WSJ は以前は FCF に参加していました。
しかし現在はやめています。

FCF 廃止を報じたニュースを読むためには購読申し込みが必要です。

FCF 廃止を報じる、購読が必要な WSJ の記事

以前であれば、検索結果からこの記事にたどり着けば FCF が適用されたので、有料会員としてログインせずとも記事全文を読むことができました。
FCF をやめた今はたとえ検索経由であっても読めません。

FCF をやめた WSJ は検索トラフィックを 44 %ほど失ったそうです。
記事全文がインデックスされなくなったことが影響して、検索結果での露出が減ったためと考えられます。

しかし、検索を経由すれば無料で読める仕組みを乱用して、タダ読みするユーザーが多くいます。
購読しないということは、収益にも繋がりません。

検索トラフィックを失うことを受け入れたうえで、WSJ は FCF から離脱したのです。
事実、FCF 離脱後は、有料購読のコンバージョン率が上がったとの成果も得ています。

良い面・悪い面があり、FCF はどんなパブリッシャーにとっても採用しやすい優れたプログラムとは言えません。

パブリッシャーの選択性

WSJ の報道によれば、Google は FCF を 廃止し、検索ユーザーに記事をどのように提供するかはパブリッシャーに選ばせるようにするとのことです。

たとえば、購読を促すために検索ユーザーにはサンプル記事を提供することができます。
一方で、記事タイトルや記事抜粋だけを見せて、会員以外にはそれ以上は読ませないようにすることもできます。

ただし、FCF はもはや適用されないので、検索ユーザーに記事全文を読ませなかったとしても罰則はありません。

たとえば、Googlebot がクロール、インデックスして検索結果に表示しているコンテンツを検索ユーザーが見ることができない状態はクローキングに相当します。
しかし、FCF 廃止後のプログラムにおいては許されそうです。

購読やログインが必要な記事に Googlebot は通常であればアクセスできません。
ですが、技術的に可能な方法を提供するとも WSJ の記事には書かれています。

FCF 廃止後は今とは異なり、検索結果で発見したコンテンツを期待どおりには検索ユーザーは読めなくなるわけですが、パブリッシャーにとっても Google ユーザーにとってもより良い制度を構築してくために Google はパブリッシャーと協議して取り組んでいるとのことです。

FCF に代わる新しいプログラムがいつ、どんな形態で公開されるかはまだわかりません。
新しい情報が入れば、またお伝えします。

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