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First Click Freeを設定しているニュースサイトでユーザーが1日に無料で読める記事の制限数を変更したことをGoogleはアナウンスしました。
これまでは1日5記事までだったのが、今後は1日3記事までになります。

First Click Freeとは

まずFirst Click Free(ファースト・クリック・フリー)を説明します。

First Click Freeは、記事のすべてを閲覧するために、ログインや購読手続きが求められるサイト(ページ)で採用する仕組みです。
主にニュースサイトで用いられます。

ログインと会員登録を要求するボタン

検索結果からやってきたユーザーがその記事を読もうとしたら、ログインや会員登録、購読手続きを要求されすぐには読めないことがあります。

これはユーザー体験を損ねるとGoogleは考えています。
また同じURLで、Googlebotとユーザーに異なるコンテンツを表示することは、品質ガイドラインで禁止されているクローキングだとしてみなされることがあります。

検索結果に出てくるということは、Googlebotはその記事を見ているという証拠です。
しかし検索ユーザーはその記事を見ることができず、ログインや購読手続き画面を見せられます。
Googlebotとユーザーにそれぞれ異なるコンテンツを表示していますね。

そこで、「Google検索(ウェブ検索とニュース検索)からやってきたユーザーには、ログインや購読手続きを要求することなく(そのページだけは)記事をすべて無条件で見せましょう」という仕組みである、First Click FreeをGoogleは導入しました。
ページ分割されている記事の続き、あるいはサイト内の別の記事をユーザーが引き続き読もうとしたときにはログインや購読手続きを要求できます。

First Click Freeを採用していれば、記事コンテンツをGooglebotにクロールさせつつもクローキングとしてみなされることはありません。
かつ、Google検索からのトラフィックを得ることができます。

記事のクロールをrobots.txtなりでブロックしておけば検索結果には出ないのでクローキングに問われることはありませんが、そうすると検索トラフィックを得ることもなくなりますね。

検索トラフィックを獲得したいニュース発行者と検索で見つけた記事を読みたい検索ユーザーのメリットを両立するのがFirst Click Freeの狙いです。

閲覧記事数の制限

First Click Free(これ以降は、略して“FCF”と表記します)は便利な仕組みですが、悪用ができます。

会員登録や、場合によっては有料購読によってビジネスを成り立たせているニュースサイトも数多く存在します。
これはまったく正常な経済活動です。

FCFは、検索結果からであれば無条件で記事を読むことができます。
頭のいい(?)人なら気付くでしょうが、読みたい記事があれば検索からその記事ページに行けばいいのです。
いったん検索するという手間は増えますが、登録も購読もすることなく記事が読み放題になります。

これはニュース発行者にとって非常に困る行為です。
こうした乱用を防止するために、Googleは1日に読める記事の数に制限をFCFに設定しています。

1日5記事までは、FCFに従って、検索ユーザーに無条件で記事を読めるようにニュース発行者は設定しなければなりません。
しかし6記事目からは、ログインまたは会員登録を要求するページを記事の代わりに表示することができます。

この5記事という制限を厳しくし、今後は3記事にしたのが今回の変更です。

マルチデバイス環境が普及したため、5記事だと実質的に自由に閲覧できる数が当時よりも増えているからです。
たとえば、1人のユーザーがPCで5記事、スマホで5記事、タブレットで5記事読めば、1日に15記事も読むことができます。
FCFでは、一般的に同じユーザーかどうかはCookieで判断していることが多いはずです。
乱用する人が増えているようです。

こうした背景があり、FCFの記事制限数を5記事から3記事へとGoogleは減らしました。
この記事を書いている時点で、日本語のFCFのヘルプはまだ5記事のままですが、英語のヘルプはすでに3記事に修正されています。
日本語ヘルプも近いうちに更新されるでしょう。

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