Search Consoleのクロールエラーレポートはユーザーに関係性が高い順に並ぶ

[レベル: 初級]

Search Console のクロールエラーレポートで示される 404 エラーは、ユーザーに関連性が高い順に並びます。

クロールエラーの “優先度” が意味するものは何?

クロールエラー レポートには「優先度」という項目があります。

この項目にはいったいどんな意味があるのでしょうか?

John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は次のように説明しています。

クロールエラーはユーザーにどのくらい関係性があるかに基いている。
つまり、その URL をユーザーがどのくらい見る可能性があるかどうかだ。
上位に表示されている URL が優先度の低いページだとしたら、それはユーザーにとって関係性に乏しく誰も見ないようなページだろう。
気にしなくても大丈夫だろう。

一方で、ヘルプ記事ではこのように説明されています。

エラーの数やその URL を参照しているページの数といった要素に基づき重要と判定された問題が上位に表示……

エラー数が多かったり、存在しないその URL にリンクしているページが多かったりすれば、それだけユーザーがそのページにアクセスする機会が多くなります。
したがってユーザーとの関係性が高くなるということですね。

ユーザーに関係しないようなエラーであれば無視

1番目、2番目に表示されている URL が見覚えのないものだったりリンク元がよくわからないサイトだったりするのであれば、それより下に出ているエラーはもっとどうでもいいエラーでしょう。
無視できます。

反対に、本当に存在する URL が 404 エラーになっているのであればすぐに原因を突き止めて対処しなければなりません。

URL の記述間違いで 404 を発生させてしまうミスもありがちです。
リンク元が確認できるので、自分のサイト内からのリンクであれば自分で直せるし、外部サイトからのリンクであれば 301 リダイレクトで正しい URL に転送するといいでしょう。

クロールエラーが多発すると、Search Console からメッセージが届きます。
ですがメッセージが届かなくても、クロールエラーを定期的にチェックする習慣をつけることも推奨します。