Google、モバイルに続いてPCのウェブ検索にもTwitterのツイートを表示

[レベル: 初〜中級]

Googleは、PCからのウェブ検索結果にもTwitterのツイートを表示し始めたことをTwitterで発表しました。

モバイル検索で5月下旬に導入した機能のPC検索への拡大になります。

米Googleで利用可能、英語のツイートのみ

モバイル検索と同様に、米Google (google.com) でのみ利用可能です。
とはいえグローバルでの展開なので、米Googleであれば日本からでも見ることができます。

こちらのキャプチャは、PCのウェブ検索結果に差し込まれたGoogleのTwitter公式アカウントのツイートです。

PC検索結果に差し込まれたGoogleのTwitter公式アカウントのツイート

検索クエリは必ずしも英語である必要はなさそうです。
こちらのキャプチャは「鈴木謙一」を米Googleで検索した結果に差し込まれた僕のツイートです。

PC検索結果に差し込まれた鈴木謙一のツイート

ただし僕が調べた限りでは、英語のツイートだけが対象になるようです。
日本語でのツイートはこのボックスに含まれませんでした。
英語と日本語が混在しているツイートも含まれませんでした。

リアルタイム性を実現

投稿したばかりのツイートもほぼリアルタイムで表示されます。
上で載せた僕のキャプチャでは、「20 sec ago」(20秒前)と書かれているのが見えます。

Twitterと(再)提携したことでGoogleはツイートのデータを直接入手できるようになり、リアルタイム性を実現できています。
通常のウェブコンテンツとは異なり、Googlebotがクロール、インデックスする必要がありません。
検索結果にツイートを即座に表示することが可能です。

関連性が高いクエリに表示

検索クエリに対して関連性が高いとGoogleのアルゴリズムが判断したときに、ツイートが検索結果に差し込まれます。
Search Engine Landによれば、関連性の判断や掲載場所(順位)は、このサービスが成熟していく過程で改良されていくとのことです。

ウェブ検索結果のランキングには影響せず

現状では、ウェブ検索に差し込まれる形でツイートが表示されます。
ほかのウェブ検索結果とは独立しています。
言い換えれば、ツイートはウェブ検索のランキングには影響しません。

英語版のウェブマスター向けオフィスアワーで、時おり質問が出ます。
主催者のJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏はランキングに直接にはソーシャルシグナルは影響しないと回答しています。

万が一、再び提携が解消されたときのことも想定して、ウェブ検索のランキング要因としてTwitterを使うことはないのではないかと僕は考えます。

とはいえ、Twitterでの活動がGoogle検索を介したプロモーションになるという観点から、モバイル検索とPC検索でのツイートの表示は注目に値します。
今のところは米Googleだけでの提供です。
ユーザーの反応が良ければ、他の国・言語にも展開していくことでしょう。