Google著者情報(≒オーサーランク)はランキング要因として使われていない

[対象: 中級]

Googleの著者情報はウェブ検索の検索順位を決定する要因としては使われていません。
GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、公式ヘルプフォーラムに投稿された質問への回答の補足として言い切りしました。

authorship only plays a role with the “in-depth-articles” feature, and otherwise has no effect on ranking in web-search at all. I think it’s a great thing to set up, but I wouldn’t assume that it has any effect on normal rankings at all.

著者情報は、「in-depth-articles」機能だけで役割を果たしている。それ以外ではウェブ検索のランキングに対してまったく影響していない。設定するのはいいことだと思うが、通常のランキングに何か影響を与えるとは思わない方がいい。

 

著者情報が影響するのはIn-depth articlesのみ

「SEOの世界でAuthor Rank(オーサーランク)と呼ばれる指標がIn-depth artclesにおいてだけは影響している」ということは、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏も明言しています。

John Mueller氏のコメントはMatt Cutts氏の発言を踏襲しています。

著者情報はまだランキングに影響せず

導入した当初から著者情報をランキング指標として利用したいとGoogleは考えています。
しかし現状では通常の検索結果の順位には何ら影響していません。

ランキング要因として利用するには解決しなければならない問題がまだ残っていそうです。

たとえば著者情報の普及度です。

僕のブログの読者には著者情報を設定している人も多いでしょう。
ですが、ウェブ全体で考えたら著者情報を設定しているコンテンツというのは非常に少ないはずです。

著者情報を設定していなくても優れたコンテンツを公開する著者がたくさん存在します。

Google+に依存する著者情報に頼らずに、“個人としての存在”をGoogleが正しく広く認識できるようになってようやくAuthor Rankが作用し始めるかもしれません。

そういった時がやってくるのを期待しながら、コンテンツ著者としての権威性を僕たちは引き続き高めていきましょう。