バックリンク獲得術 (上級編) from SES San Francisco 2011

[レベル:全員]

昨日は、SES San Francisco 2011からリンクビルディング基礎編のセッションをレポートしました。

今日はリンクビルディング上級編です。

スピーカーは、Internet Marketing NinjasJim Boykin(ジム・ボイキン)氏です。

ジム・ボイキン at SESサンフランシスコ2011

彼も、基礎編のデブラさん同様にリンクビルディングのエキスパートとして名を馳せています。

では行きます。

●リンクを獲得するには、「まずグレイトなコンテンツを書く、そして書いたグレイトなコンテンツプロモーションする」
※鈴木コメント:彼も最初はこれからスタートです。

●“Presell Pages”は2007年式、“Published Author”が今式かつ2012年式にもなるだろう。
※鈴木コメント:意味が分からなかったです。

●リンクホイールは2010年または2011年式、バックリンクのバックリンクが2012年式。
※鈴木コメント:リンクホイールは(質の低い)自作自演のバックリンクサイトでリンクを回し合うこと。この前紹介したリンクホイールは価値のあるサイトで構成するリンクホイール。
バックリンクのバックリンクって新しい?

●リンク購入は2003年〜2008年、だが今でもクールだし2012年でさえもそうだろう。
※鈴木コメント:^^;

●DiggやDeliciousでリンクベイトしていたのは2007年、今と2012年はフォロワーやいいね!、言及を得ること。
※鈴木コメント:人々が集まるソーシャルメディアも移り変わってるということですね。

●リンクを張ってくれるように頼むのは2007年式。すでにインターネットに存在するページの間違いを修正してリンクを得る。
「リンク切れしてますよ」や「情報を更新する必要がありますよ、……私のページが役に立ちますよ」、とアプローチしてついでにリンクを張ってもらう。
※鈴木コメント:恩を着せてお礼代わりにリンクしてもらう方法ですね。これも古典的な手法のような気が。

●ショートテールを狙うかロングテールを狙うか
リンクを買わないとショートテールでの上位表示は難しい。ただしリスクは大きい。
※鈴木コメント:「ショートテール」とは検索ボリュームの多いビッグキーワードのことを指すはずです。JCPennyOverstock.comはリンク購入でショートテール上位表示したけど、結局見つかってペナルティを受けましたね。

●ブログレビューは価値が低い。

●Yahoo DirectoryとDMOZ、BOTW以外のディレクトリは登録しなくてよい。

●リンクの大量購入はよくない。

●サイドバーとフッターからの購入リンクはすぐバレるし記事内リンクより評価が低い。

●(リンクを買うなら)ホームページへのリンクは見つかるからサブページへのリンクにする。

●コンテンツシンジケーションは価値が低い。

●リンクベイトはいいけど昔から発展してない。

●トラストベイトは学術的で長い記事を書き、画像はほとんどなしにする。

この後、彼が使っている種々のツールの説明に入りましたが英語版のツールだったことと速くて着いて行けなかったこともあるので省略します。

去年のSESでは、ボイキン氏はTrust Bait(トラストベイト)という大学や政府機関のサイトからリンクを獲得する強烈なインパクトのある手法をプレゼンしたそうですが(僕は去年は不参加)、今年はそこまで大きな衝撃の受ける情報はなかったですね。

彼は、昔は相当悪いこともやっていたと聞いています。
しかし、今はグレイトなコンテンツをプロモーションしてトラストサイトから永久に存続するリンクを集める手法を確立しています。

悪さを繰り返してきてその危うさも肌で感じているからこそ、まっとうな、それでいて簡単には真似できない正統な手法にシフトしたのでしょう。

大きなインパクトのあるセッションではなかったとはいえ、リンク獲得にはコンテンツ力が欠かせないことをこのセッションでも認識させられました。