Googleアナリティクス、「訪問数」を「セッション」に名称変更&ウェブサイトとアプリ解析のレポートを統合

[対象: 中〜上級]

Googleアナリティクスの指標である「訪問数」が「セッション」へと名称を変更しました。
また、ウェブサイトとアプリ解析のレポートを統合しました。

「セッション」・「ユーザー」へと呼び方を変更

上が以前で下が現在です。

訪問数

セッション

「訪問数」が「セッション」に変わっています。
また以前の「ユーザー数」は現在は「ユーザー」に変わっています。

なお、英語では「Visitors」が「Sessions」に変わり、「Unique Visitors」が「Users」に変わりました。
英語のほうがガラッと変わった印象を受けます。

Googleアナリティクスに慣れている僕たちとっては名称変更はさほど戸惑うことはないでしょうが、社内マニュアルだったり研修用のテキストは修正が必要になるでしょう。

用語の変更はあまり嬉しいものではありませんね。

名称だけではなく対象データも変更に

実は変わったのは呼び方だけではありません。

レポートの対象になるデータにも変更があります。

これまでは、ウェブサイトのデータとアプリ解析のデータは別々にレポートされていました。
これからは、同じプロパティで計測している場合は両方のデータが合わさってレポートに出てきます。

言い換えれば、それぞれを別々に見ることはできません(個別に見たいときは専用フィルタを作成する)。

ウェブサイトやウェブアプリ、モバイルアプリなどさまざまな媒体をユーザーが利用し、またPCやスマートフォン、タブレットと複数のデバイスからアクセスすることが一般的になり、これらを一元的に解析できるようにすることが狙いです。

この変更に合わせて、サイト解析とアプリ解析の用語を統一することになり「訪問数」が「セッション」になったのです。

もっとも、あなたがアプリ解析を実行しているなら、指標の名称が変わったことよりも計測が1つになったほうが重要な変更でしょう。

詳しい変更内容は、公式ブログのアナウンスを参照してください。