Nofollow属性によるPageRankスカルプティング【上級編 Part 2】

nofollowを使って、サイト内のPagaRankの流れを制御するPageRankスカルプティングの上級テクニック解説のパート2です。

大規模eコマースサイトを例に挙げ、パート1では個別商品数の多いカテゴリを押し上げる手法を説明しました。

このエントリでは、個別商品の少ないカテゴリを強化する方法を紹介します。

PageRank Hoarding

やり方はシンプルで、カテゴリAからカテゴリBへの1方向のリンクを張り、カテゴリBからカテゴリAにはリンクしません。
(繰り返し言いますが、このでのリンクはサーチエンジンに対してのリンクです。ユーザーに対してのリンクではありません。ナビゲーションメニューには互いを向いたリンクを設置しますが、nofollowでサーチエンジンにはリンクとしてカウントさせないようにします。)

どういうことかというと、配下のページへ渡るはずだったPageRankの一部をカテゴリBに渡すのです。
実の子や孫を犠牲にして、養子に遺産を分け与えるようなものです。(笑)

カテゴリBとその配下のページは、もともと自分たちに与えられたPageRankを維持しつつも、カテゴリAからもPageRankをもらうことができます。

前回も触れたように、PageRankスカルプティングには、重要なページにより多くのPageRankを流すかわりに、流れるはずだったPageRankが流れなくなるページが出てくるというトレードオフが発生します。

したがって、カテゴリA配下のページたちは弱くなることが予想されます。

自分のサイトにとって、どのページが最大限に利益を生み出すのかを慎重に見極めてから、PageRankスカルプティングを実行しましょう。

PageRankスカルプティングには、この他にも一般的な3階層構造のサイトで、メジャーキーワードをターゲットにした1階層(トップページ)を強める手法、ショートテールキーワードをターゲットにした2階層(カテゴリページ)を強める手法、ロングテールキーワードをターゲットにした3階層(個別詳細ページ)を強める手法もあります。

そして、nofollowを使わずにPageRankの流れをコントロールする方法も存在します。

また別の機会に紹介するかもしれません。