ヤフカテからページランクが消えた

ヤフーカテゴリに登録されるのは、気分的にはもちろん、SEO的にも嬉しいものです。

でも、ヤフカテのPageRankが消えてしまったらどうでしょう?

そんな恐ろしい出来事が、実際に起こっているんです。

そう、今、ヤフーカテゴリのPageRankが“0”になっています。

ヤフカテといっても、Yahoo! Directory、本家Yahoo! USのディレクトリ(カテゴリ)です。

トップページはPR8なのですが、内部のページはすべてPR0になっています。
ページによっては、グレーアウトしてPR情報がない状態になっています。
例:Search Engine Optimization Services

1か月ほど前から、このような状況になっているようです。

Googleは、もはやYahoo! Directoryを評価しなくなってしまったのでしょうか?
それどころか、まったくの無価値と判断するようになってしまったのでしょうか?

結論を言うと、そんなことはありません。

この記事は、WebmasterWorldでのスレッドで知った情報です。

GoogleのMatt Cutts氏がコメントを残しました。

Looks like there’s a PR8 on dir.yahoo.com on all data centers, so I wouldn’t jump to conclusions. It’s possible that Yahoo changed their linking somehow, or that there was an issue on our side with how we canonicalized a url, but I do know that the Yahoo Directory has PageRank in our internal system, so I’ll ask folks here about it. Thanks for mentioning this.

“Googleのデータセンターでは、dir.yahoo.comはPR8のまま。
Yahooがリンクの仕組みを変更した可能性がある。
Googleサイドで、変更前のリンクとの正規化が図られれていないのかもしれない。
いずれにしても、Googleの内部システムでは、Yahoo DirectoryはPageRankを保持している。”

要約するとこんな感じです。

僕たち日本のウェブマスターにとっては、まったくと言っていいほど関係のない話かもしれません。

ですが、1つ重要なことが発見できます。

Googleツールバーで見えるPageRankと実際のPageRankは異なる、ということです。

ツールバーではPR0でも、内部システムではPRを持っていると、Matt Cutts氏が述べていますね。
ツールバーのPRの数値が、いかに信頼性のないものかということがあらためて明らかになりました。

Real PageRank、本当のページランクを見てみたいものです。