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英国の大手フラワーショップ、Interflora(インターフローラ)のサイトが有料リンクを購入したことが理由で検索順位を下げられる手動対応をGoogleに与えられたと2日前の投稿でお伝えしました。

どうして手動対応に至ったのかその原因をもう少し詳しく説明します。

Advertorialとは?

Googleが問題にしたInterfloraのリンクの大半は、“Advertorial(アドバトリアル)”によるものでした。

Advertorialとは、PR記事・記事体広告のことです。

普通の記事の体裁をなしてはいるけれど実態は広告の記事です。
紙媒体の一般の新聞でもよく見かけますね。

Advertorial自体は何も悪いことはありません。

宣伝であることを隠しておすすめする記事、俗にいうステマは問題になりますが、Interfloraは広告であることを明記した形式でもニュースサイトを中心に記事を掲載していました。

では何が問題になったのでしょう?

Advertorialを装ったアンカーテキストの操作

Interfloraの場合、見た目はAdvertorialを装っていますが実態はSEOで上位表示を狙いたいキーワードをアンカーテキストにした記事ばかりです。

Advertorialも1つや2つではなく100以上と思われます。

ニュースサイトへの掲載だけではなく一般の個人ブログにもアンカーテキストリンク付きの記事を投稿してもらっていたようです(お金または無料で何かを与える代償として)。

下のキャプチャはあるニュースサイトに掲載したInterfloraのAdvertorialです。

Interfloraが新しいサービスを始めましたというニュースリリース風の記事タイトルで、その下には「AdFeatures」として広告だというラベルをきちんと付けています。

1つ目の矢印のリンクは「Interflora」というブランド名なので自然です。

しかし2つ目のリンクは「Interflora florist in Dorset」(「ドーセットの花屋インターフローラ」、ドーセットは地名)となっていて明らかに検索キーワードです。

3つ目は「delivered by Interflora」(インターフローラによる配達)です。
直前の「flowers」(花)こそアンカーテキストに含まれていませんが、Googleはアンカーテキスト周りのテキストも見ているだろうことを考えると「flowers deliver Interflora」というSEOキーワードを狙っていたとも想像できます。

こちらも記事広告、つまりAdvertorialです。

「flowers deliverd in Worcester」(「ウースターのお花配達」、ウースターは地名)がアンカーテキストです。

不自然さがぷんぷん臭います。

こちらは一般のブログでの記事を装ったリンクです。

いくつかリンクがありますが、矢印の「wedding flower ideas」(ウェディングフラワーのアイディア)がInterfloraのサイトの下層ページに向けられています。

ちなみにほかのフラワーショップサイトにもリンクをこの記事は張っています。

実態は有料リンク

このように見た目は記事体広告だったりありふれたブログ記事だったりしますが、実際にはアンカーテキストを操作し検索順位を上げるための有料リンク購入であることがGoogleに見破られたのでしょう。

広告や一般のブロガーが検索需要の多いキーワードでリンクを張ることはかなり稀なはずです。

またSEO効果を狙ってターゲットキーワードをアンカーテキストにして埋めこむAdvertorialがニュースサイトによって販売されていることは、英国では“公然の秘密”だったようです。

Advertorialそのものは健全な商業活動だし、企業がお金を払って記事体広告をメディアサイトに掲載してもらうことにはまったく問題はありません。

しかしPRに見せかけているけれど、実態はGoogleがガイドラインで禁止しているPageRankを転送する有料リンクとしてInterfloraはAdvertorialを悪用していました。

これらのリンクはユーザーにクリックされトラフィックを生む、本来あるべき姿のリンクではなかったのです。

少なくともGoogleはそう判断したのでしょう。

まとめ

どんなAdvertorialなら良くてどんなAdvertorialなら悪いのか、僕たちに線引きはできません。
決めるのはGoogleです。

なので僕に聞かないでください(これは冗談じゃなくて本当に)。

僕が言えることは、そのAdvertorialは純粋なPRのために掲載している広告なのか、それともSEOのために掲載している検索エンジンに向けた記事なのか、後者であれば問題視されるかしれませんよ、ということだけです。

なお、現在、Interfloraが買った有料リンクはリンクまたはページが削除されているかnofollowが付けられているかもしれません。
陰鬱になることが間違いない、あの不自然リンク削除の作業に奔走している真っ最中と思われます。

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