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サーバースピード、言い換えればページの表示速度が検索に与える影響について、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が英語版のオフィスアワーで参加者からの質問に回答しました。

レンダリングにかかる時間とクロールにかかる時間の2つの側面から、表示速度による影響をミューラー氏は説明しています。

2つの側面から見る表示速度

サーバースピードというものを見るときには、2つの側面があると思う。

1つの側面は、ブラウザで認識される時間だ。つまり、レンダリングにかかる時間だ。

これは、たしかにランキング要因になっている。といっても、おそらく大きな影響力はない。通常は、本当に遅いサイトと一般的な速度のサイトを差別化しようとするくらいのものだ。

よって、数ミリ秒単位で高速化しても検索結果には何も影響しないだろう。

しかし、サイトを速くすればするほど、ユーザーの滞在時間が伸びたり、サイトでより多く行動したり、ほかのひとに勧めてくれたりする傾向にあるのは明らかだ。したがって、間接的には間違いなくランキング要因だ。

サーバースピードにおけるもう1つの側面は、クローリングに関係してくる。つまり、どのくらい速くサイトのページをクロールできるかだ。

直接的なランキング要因ではないが、サイト上の新しいコンテンツや更新されたコンテンツをどのくらい速やかに取得できるかに実際に影響してくる。

たとえばあなたがニュースサイトを運営していたとしよう。十分なスピードでそのサイトを私たちがクロールできなかったとしたら、あなたが公開したニュース記事のいくつかを見逃してしまうかもしれない。これは、あなたのサイトよりも多少速くクロールできる競合サイトと比較したなら、検索結果での露出を失っているということになりうる。

こういうことがありうると、覚えておいたほうがいい。

一方で、これが、数年間同じ状態のままの静的なサイト、たとえばコンテンツが同じままの情報提供サイトだとしたら、そんなに素速く私たちがクロールできなかったとしても、そのサイトで公開されているコンテンツを見逃すことはなさそうだから、検索には何も影響しないだろう。

ミューラー氏の説明まとめ

ミューラー氏の説明をまとめると、ページの速度は次の2つの点が考慮の対象になります。

レンダリングにかかる時間

そのページの表示にかかる時間です。
ランキング要因になっていますが、影響度としてはかなり小さ目です。

表示し終わるのに20秒も30秒もかかるようなスローなページと普通に表示されるページがあって、関連性や品質が同程度たったとしたら、極端に遅い方の順位を下にするくらいなものです。

しかしながら、ランキングに与える影響は微々たるものであっても、表示速度の高速化はユーザー体験に大きく影響してきます。
Web担当者Forumの連載コラムの先週のトップストーリーでは、『ページ表示を高速化したらモバイル売上が80%アップした事例』を取り上げましたね。

Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)がサイトのリニューアルに際して表示速度に関して検証したそうです。
たとえどんなに小さくても表示の遅れは、コンバージョンやエンゲージメントに大きく悪影響を及ぼすことが判明したと、エンジニアブログが記事として最近公開しています。

ランキングではなくユーザー体験という観点から考えると、高速化は絶対に無視できません。

クロールの速度

もう1つの速度は、クローラがクロールするときの速度です。
サーバーの反応速度になりますかね。

十分な速度でクロールできないと、せっかく公開したコンテンツがクロールされないことも起こりうるでしょう。
あるいは公開後の更新を認識してもらえないかもしれません。

クロールされなければインデックスされることもなく、インデックスされなければ検索結果に表示されることもありません。

コンテンツの更新がほとんどないサイトでは問題になりません。
よほど貧弱なサーバーを使っていない限りは、中小の規模のサイトでも問題にならないでしょう。

しかし新しいコンテンツが日々次々と公開される大規模サイトでは、クローラに対するサーバーのパフォーマンスを高めることもSEOにおいては重要なタスクになりそうです。
辻さんや木村さんが管理しているようなサイトですね。;)

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