Googleがtitleタグを置き換える3つの理由と書き換えを防ぐ方法

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Googleは数年間から、状況に応じて、HTMLのtitleタグの記述ではないタイトルを検索結果に表示するようになりました。

どのように書き換えるかはアルゴリズムによって完全に自動化されています。
タイトル修正が発生しやすい状況をGoogleは説明していますが、アルゴリズムはその後も絶えず改善されています。

現状はどのようになっているのでしょうか?

GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が説明しました。

 

検索結果のタイトルをGoogleはどのように選んでいるのか

基本的に、タイトルを選んだり検索結果にどのタイトルを表示しようか決めたりしようとするときは、検索クエリに関連性があって簡潔な記述かどうかも常に見ている。

僕らが見ている基準はいくつかある。

  • 比較的短いかどうか
  • そのページのことをよく説明できているかどうか。そのページがあるサイトのことも説明できているのが理想的。
  • 何らかの形で検索クエリに関連性があるかどうか

既存のtitleタグがこれらの基準に適合していれば、HTMLに設定されたtitleタグが検索結果のページタイトルとして多くの場合は使われる。

したがって理想的なのは、「そのページとそのサイトのことを正確に説明できていてかつ検索クエリに関連性があって、そこそこ短い」titleタグということになる。

僕らが言えるのは、現状のtitleタグがこれらの基準に合致していなかったとしたら、検索を入力したユーザーは検索クエリに関連していそうなものを検索結果で見つけられないだろうし、そのページがいったい何について書かれているのかイメージが湧かないだろうし、クリックしそうにないだろうということだ。

だからそういう場面では、僕たちはもう少し深く掘り下げるんだ。ページのコンテンツを使うかもしれないし、そのページへ張られているリンクを見てそのリンクからのテキストをいくらか組み合わせるかもしれない。

良いタイトルが何なのかを見つけ出す手助けにするために、Open Directory Project (ODP, DMOZ) を使うことさえあるかもしれない。

だけどどのケースであっても、自分が探してるものかどうかをユーザーが見分けやすくする最適なタイトルを僕たちは見つけているということを覚えておいてほしい。

なので、表示されているタイトルを制御したいと思っても完全には制御できない。

しかしユーザーが入力しそうなことを予測して、その検索クエリやそのページに関することをtitleタグに反映させるだけじゃなく、サイトに関することも含めたりクリックしたらどんなページにたどり着くのかユーザーがわかるような記述を付け加えたりすることを必ずやっておくといい。

 

Googleが見ているtitleタグの3つの基準

Googleが見ているtitleタグの基準の例をMatt Cutts氏は具体的に3つ挙げました。

  • 比較的短いかどうか
  • そのページのことをよく説明できているかどうか。そのページがあるサイトのことも説明できているのが理想的。
  • 何らかの形で検索クエリに関連性があるかどうか

1つ目の短く簡潔であることは僕たちもよく知っています。
長すぎるtitleタグは確かに、書き換えの対象になりやすくなります。

3つ目の検索クエリに関連性があるかどうかも知っているはずです。
同じページであっても、クエリに応じて書き換えが起こったり起こらなかったりします。

一方、2つ目はどうでしょう。
「ページ」の内容を的確に表現できているかどうかはわかっていましたが、「サイト」の内容を表現できているかどうかも見ているというのは僕は初めて知りました。

具体的にはどういうことなのでしょう。
サイト全体のテーマという意味でしょうか。
僕のブログなら「SEO」を扱っていることが含まれるようにするということですかね。

titleタグ書き換えの防止法

Matt Cutts氏が言うように、Googleによるtitleタグの書き換えを完全にコントロールすることはできません。

Googleがtitleタグを修正する理由は、ユーザーにとってそのほうがわかりやすくなるからです。
書き換え・修正が常にこの目的を果たしていればまったく問題ないし、問題があるどころか非常に助かります。

ただ現実はそうではないのが困りものです。
予期しない、望まない書き換えが発生することも時にはあります(それでも以前よりはずいぶん改善しましたが)。

自分のサイトにとって重要なキーワードでの検索結果のタイトルがどうなっているかを定期的に確認するといいでしょう。
またウェブマスターツールの検索クエリでCTRが低いクエリを調べ、titleタグの書き換えが起こっていないかもチェックしましょう。

必要であればtitleタグの修正を実行します。

修正に際してもMatt Cutts氏のアドバイスを参考にします。

  • 短く簡潔にする
  • そのページの内容を的確に表現する
  • そのサイトの内容を的確に表現する
  • クエリに関連するようにする