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4ヶ月間にわたって不自然なリンクに対する警告の解除を試みてきたもののいまだに解決できないサイト管理者に対してGoogleのJohn Mueller(John Mueller)氏が次のようにコメントしました。

一般的には、問題のある手法を長期にわたってウェブサイトが用いていたとしたら、一方ではそういったことをすべて取り除くにはかなりの時間がかかるだろうし、他方では問題を解決した後であっても以前と同じような順位には戻らないかもしれない。

たとえば不自然なリンクのおかげでそのサイトが以前は上位表示していたのだとしたら、そういったリンクがいったん削除されるか無効化されれば前ほどの順位にはならないことがあり得る。

ウェブスパムチームはすべての再審査リクエストを入念に精査している。サイトの現在の状態だけでなく送ってきた再審査リクエストの内容も見ている。

したがって、関連する部分をチームの人間ができるだけたやすく見つけられるように完結で的を射た再審査リクエストを書くことには大きな意味がある。

また、再審査リクエストは手動措置が講じられたときのためのものであってアルゴリズムの変更には影響しない。アルゴリズム変更が発見した問題に対応するにはできるだけ多くその問題が解消され、適切なURLが再クロールされ適切なシグナルが再処理されることが重要だ(再クロール・再処理には少し時間がかかることがある)。だから少しずつ修正してアルゴリズムがどう反応するか様子をみるのではなく、可能な限りすべての問題を解決するように努力することが有効な策になる。

稀なケースではあるが、新しいサイトを始めるよりも関係する問題を解決するほうがもっと労力がかかることもあるかもしれない。

重要なポイントをまとめると次のようになるでしょうか。

  • 不自然リンクによって上位表示していたのなら削除後に手動措置が解除されても元に戻らないことがある。
  • 再審査リクエストに書かれた内容もウェブスパムチームは注意深く読んでいる。
  • 再審査リクエストは手動措置だけに働きアルゴリズムによるものには影響しない。
  • アルゴリズムが発見した問題はできるだけ一度にまとめて解消する。
  • 新規にサイトを立ち上げるよりも不自然リンクの解消に時間と手間を要することがある。

問題となるリンクを削除したのに検索順位が元に戻らないといぶかしむ人を時おり目にしますが、今までGoogleをだまして上位表示させていたのですから今いる順位が本来の順位だと認めないといけませんね。

解除後にランキングが以前よりも低くなってしまう状況は不自然リンクに対する手動措置に限った話ではないでしょう。

また警告対象となるリンクをすべて取り去るには新しいサイトをたちあげるよりも労力がかかることがあるという忠告にも注意したいですね。
時として、新しくサイトを立ち上げ直したほうが簡単な場合もありえるとミューラー氏はコメントを追加しています。

楽してランキングを上げようとしたばかりに、長年かけて育ててきたあなたの大切な、愛着のあるサイトがもはや使いものにならなくなってしまうこともあるわけです。

あえてガイドラインを犯すときはこういったリスクがあると絶対に認識しておかなければならないことを僕は強調します。

その他のポイントも含めてペナルティの研究に余念がない人にとっては既知の情報だったかもしれません。
そうだとしても僕たちにとって、Googleの社員が公式の場でこうして関連情報をまとめて発信してくれることは貴重ですね。

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Comments

  1. By NAKA on

    いつもブログを拝見し勉強しております。

    今回の記事で一つ疑問に思ったことがあるのでコメントさせていただきます。

    例えば、初期段階は不当なSEO対策を行っていなかったとします。
    ところが順位が10位になったため、順位をさらに上位にという気持ちから不当なSEO対策を行いました。
    2位に上位表示されましたがGoogleから不自然リンクの警告を受けました。

    もし、不自然リンクを外し再審査リクエストに合格すればランキングは2位に戻るのではなく10位に戻ると想定されます。
    しかしながらGoogleの傾向を見ている限り合格しても順位を元に戻すのではなく追加のペナルティを与えているように感じるのですが
    どのようにお考えでしょうか?

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    コメントありがとうございます。

    まず1つ確認です。
    これは特許を取得したということで、検索アルゴリズムに実装されていることを示すものではありません。
    実装されていたとしてもそのままとも限りません。

    200以上とも言われるアルゴリズムをもとにランキングを決めているわけですからさまざまな状況が起こって当然と考えます。
    したがって他の要因が関与した結果お気付きのような現象があるのかもしれませんし、たまたまそう感じるだけかもしれません。

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