Posts on Googleの対象カテゴリが拡大、スポーツチームや博物館・美術館も投稿可能に

[レベル: 中級]

Google Posts(グーグル ポスト)を利用できるカテゴリをGoogleは拡大しました。

Google Posts は Google の検索結果にコンテンツを直接投稿できる SNS 風のサービスです。
日本では、昨年末に NHK 紅白歌合戦が利用していました。

[鈴木注: Google Posts はこのサービスの正式名称ではありません。Google が名称に言及していないので便宜的にこのように呼んでいます。公式ページのタイトルが「Posts on Google」になっているので、以降は Posts on Google を使います。]

新たなカテゴリで利用可能に

米国では、次のカテゴリのサイトが Posts on Google を新たに投稿できるようになりました。

  • 博物館・美術館
  • スポーツチーム・スポーツリーグ
  • 映画

ブラジルでは、これらに加えてミュージシャンも利用できます。

こちらはシアトル・マリナーズの Posts on Google です。
いくつかの投稿がカルーセル形式で並びます。

マリナーズのGoogle Posts

タップすると個別に投稿を見ることができます。

マリナーズのGoogle Posts

こちらは、ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館 (American Museum of Natural History) です。

カルーセルではなく、大きな投稿が1つだけ掲載されています。

自然史博物館のGoogle Posts

イベント情報のようです。
カレンダーへの追加やチケットの購入がここからできます。

自然史博物館のGoogle Posts

オーガニック検索結果のなかに Posts on Google は以前は掲載されていました。
しかし、今見る限りでは、ナレッジパネルの中に収納されたようです。

PC検索で見るとはっきりします。

マリナーズのGoogle PostsをPCで

以前にもこのパターンはありましたが、今はこれだけっぽいです。
初めに見せたモバイル検索でもナレッジパネル(ナレッジカード)の一部として Posts on Google は掲載されています。

Posts on Google には将来性あり?

対象カテゴリを拡大しているということは、 Posts on Google の評判がいい証拠でしょうか。
すぐになくなりそうだと僕は予想していたのですが(笑)、そうでもなかったようです。

先月の SMX West 2017 では Google のマリヤさんは Posts on Google についての質問にこのように答えていました。

Google Posts は実験中。どうやって導入できるか、だれに適しているかを調べている。質の判断もしたい。ウェブに精通していない人に提供して反応を調べている。

検索結果に投稿を直接表示するのは面白い機能だと思う。

Google としては Posts on Google に将来性を感じているのかもしれませんね。

検索結果での露出を高める新たな手段として僕たちも将来を期待したいものです。
興味がある人は、日本でのカテゴリ拡大を願いつつ、公式ページから申し込んでおきましょう。