記事コンテンツとカテゴリページで異なるページネーション方法

[レベル: 上級]

SEO を考慮したページネーションの構成を Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏がオフィスアワーでアドバイスしました。

ページネーションの目的で考える

ページネーションするときはまずその目的で考えることが大切です。
ページネーションを採用する状況には大きく分けて 2 パターンあります。

  • 長い記事を分割する場合
  • カテゴリページを分割する場合

それぞれで、検索エンジン向きのページネーションには違いがあります。

長い記事を分割する場合

ひと続きの記事をページを分けて公開するときのページネーションの場合です。

次の 2 つを確実にします。

  • インデックスできる
  • リンクする

最も重要なのは各ページをインデックス可能な状態にしておくことです。
そして、続くページへリンクします。
Google がページを発見できるようにするためです。

別のページに向けて rel="canonical" を設定してはいけません(canonical するなら自己参照)。

カテゴリページを分割する場合

ページネーションのもう 1 つの主要パターンは、カテゴリページの分割です。
EC サイトではおなじみですね。

カテゴリページのページネーションは記事のページネーションとは異なります。
基本的に、各ページは独立しているし、独自のコンテンツはさほどありません(掲載しているアイテムは違うけれど)。

カテゴリページの分割においても一連のページにリンクしていることが通常です。
しかしながら、記事の場合と比較すると自由裁量の範囲が広くなります。

5 ページ目以降はインデックスさせる必要がないと判断したならば、5 ページ目以降は noindex にしてもかまいません。
あるいは、rel="canonical" で 1 ページ目に正規化することもできます。

こうすることで、検索エンジンがクロールする必要があるページの数を減らせます。

もちろん、ページネーションしていてもすべてのページをインデックス対象にしても問題ありません。

ページネーションとクロール バジェット

カテゴリページのページネーションでは、クロール バジェットが気になるかもしれません。

クロールバジェットが関係してくるのは数十万ページ、数百万ページあるサイトです。
数千、数万ページくらいであれば Google は適切に扱えます。
クロール バジェットを考える必要はありません
(サーバーがクロールを処理できれば)1 日で全ページのクロールを完了できるでしょう。

数十万ページ、数百万ページ以上の規模のサイトであれば、効率的なクロール バジェットを考慮に入れる必要が出てきます。

EC サイトで、2 ページ目を 1 ページ目に rel="canonical” で正規化したらクロールを大きく減らせたという事例もあります。

ページネーション用の HTML タグとして存在した rel=”prev/next” をもはや(とうの昔から)Google は利用していません
サポート終了後のページネーションのベストプラクティスを公開するという話もありましたが、実現していません。

おそらく、特別なことをしなくてもページネーションを上手に扱えるようになっているためだと思われます。
記事コンテンツのページネーションであれば、ミューラー氏が言う次の 2 つを確実にしておけば大丈夫でしょう。

  • 続くページへリンクする
  • インデックス可能にする
  • クロール可能にする

カテゴリページに関しては、ベージネーションしていることを知らせるにはリンクだけで十分なのかもしれません。
そもそも 2 ページ目以降が検索結果に出てくることは滅多にないはずです。
インデックスさせないという手段も、特に大規模サイトではクロールバジェット効率化の観点から選択肢に入ります。