Google、リンク否認ツールの新バージョンを公開。直感的なUIでわかりやすく

[レベル: 上級]

Search Console のリンク否認ツールが新しいバージョンになりました。

Google Search Central の Twitter 公式アカウントがアナウンスしています。

新しい否認ツールの特徴

新バージョンの否認ツールには次のような特徴があります。

  • インターフェイスの改善
  • テキストファイルでのダウンロード
  • 全エラーを警告

インターフェイスの改善

インターフェイスを改善しました。
より直感的な操作ができるようになっています。

使用開始に際しては、慎重に利用することを促す警告も付きました。

否認ツールは複雑な機能であるため、慎重に使用する必要があります

否認ツールは複雑な機能であるため、慎重に使用する必要があります

使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。ご自身のサイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、バックリンクを否認することをおすすめします。

ちょっとでも身に覚えがないリンクを発見するとむやみにツールを使う人への抑制に多少はなるでしょう。

テキストファイルでのダウンロード

アップロード済みの否認ファイルをテキストファイル形式 (.txt) でダウンロードできます。
以前は CSV 形式でした。

一般的に言って、テキストファイルのほうが CSV よりも見やすく編集しやすいはずです。

全エラーを警告

否認ファイルにエラーが存在する場合は、アップロード時にすべてのエラーを警告します。
これまでは最大 10 件までの提示でした。

ただしエラーの詳細を表示するのはアップロードするときです。
アップロード後は、エラーがあることはわかりますが何がエラーなのかはわかりません。
いったんダウンロードして、再アップロードすることで確かめられます(面倒ですが)。

基本的な使い方、機能は同じ

UI の変更と軽微な変更はありますが、基本的な使い方や機能は同じです。
否認するリンクの URL の記述形式も変化ありません。

上限も変わっていませんが、ヘルプに明記されました。

  • URL の最大長は 2,048 文字です。
  • 最大ファイルサイズは 100,000 行(空白行とコメント行を含む)および 2 MB です。

リンク否認ツールは、ほとんどのサイトでは利用する必要はありません。
不自然なリンクの手動対策を受けてしまい、その原因に過去のリンク購入があり今となってはどうやっても削除できないといった状況で必要になるくらいです。

普通は使わないツールのせいもあってか Search Console からはダイレクトにアクセスできません。
ここからアクセスできます。

なお本当に利用する場合はヘルプをよく読んでからにしましょう。