Letter from Danny Sullivan

・メルマガ #104(2007/10/20発行)のバックナンバー
※抜粋

sphinn(スピン)」って、覚えてますか?

6月にスタートしたばかりの、SEOとSEMに特化した海外のソーシャルニュース(ソーシャルブックマーク)サイトです。

僕のSEOメルマガとブログのネタ元になっているサイトの、1つです。
かなりお世話になってます。

僕が日本語サイトを投稿したら、怒られてアカウント削除された逸話があります。(笑)

そこで、「日本語サイトでも投稿できるようにしてくれ」とリクエストしたら、なんと管理者から「日本語版」を作るのに興味があると、返事をもらったんですね。

詳しいいきさつは、こちらの記事をよんでください。

9月の上旬にsphinnはベータテストが終了して、正式公開されました。

そこで、言われたとおりにメールしました。

「日本版のsphinnを作ってくれ」と。

「社交辞令」って言う言葉を知らないので、まに受けて、思い切って要求してみたんです。

そしたら、また返事が来ました。

以下、全文の引用です。

Hey Kenichi–

Sorry for the delay in getting back to you. I am still interested in this.
We’re doing some more development with the software to make it easier for
moderators to use, which I think will be done at the end of October. Then,
the idea of a Japanese site would be easier to do. Would you like to check
back with me around the first week of Novemember?

cheers,
danny

訳します。

やあ、ケンイチ。

返信が遅れてごめんよ。

これ(日本版sphinn)には、いまだに興味を持ってる。

僕たちは、モデレータがもっと使いやすくなるように
ソフトウェアの更新を続けてる最中なんだ。
10月の終わりには、完了すると思う。

そうしたら、日本版のアイディアはもっと実現しやすくなるだろう。

11月の第1週ころにまた連絡をくれないか?

じゃあね。
ダニー

またまたビックリしました。

メールの送り主は、sphinnの管理者である「Danny Sullivan」氏。
この人、海外のサーチエンジン業界では、超有名です。

SEOmozのRand Fishkin氏や、SEOBook.comのAaron Wall氏、WebmasterWorldのtedstar氏と肩を並べるほど。
いやそれ以上かもしれません。

SMX(Search Marketing Expo)という世界各地で定期的に開催される、大規模なサーチエンジンマーケティングのイベントがあります。

16、17日には、ニューヨークで開催されたばかりです。

彼はSMXの主催者の1人です。

そんなダニーが(気分はすでに友だちw)、日本版sphinnをひっさげて、日本にやってくるかもしれないんです。

スタート以来、sphinnは多くのサーチエンジン関係者の投稿で、ものすごい盛り上がりを見せてます。

SEOエキスパートたちはもちろん、GoogleのMatt Cutts氏、Adam Lasnik氏、元GoogleのVanessa Fox女史なんかもよく発言しています。

それこそ最新のSEOの情報とノウハウが手に入ります。

sphinnが、日本に上陸したらすごいと思いませんか?

情報交換ができるし、本場から生のテクニックが入ってきます。

11月になったら、またダニーに催促のメールを送ります。

そのときに、「日本にはこんなにたくさんsphinnの登場を待ちわびてるウェブマスターがいる」と、アピールしたいと思います。

なので署名活動に協力してください。

コメントに、メッセージを残してください。
ダニーに伝えたいことがあれば、それも(日本語でOKです)。

僕が取りまとめて、ダニーに送ります。

実現するかどうか分からないけど、誘致に挑戦してみます。

うまくいけば、いろんなこと(ビジネス)ができそうですよ。

広告掲載とか商品、サービス販売なんてのはありきたり。
会員制サービスにして、一部の情報には有料会員だけアクセスできるようにするとか、本国のsphinnで話題になった投稿を日本語訳して、マンスリーで配布するとか。
それこそ、ダニーを日本に呼んでSEOカンファレンスを開くとか。

署名に参加してくれた人には、プレミアム会員としてなにか特典を提供できたらいいですよね。

無料で有料会員の権利がもらえる、なんていうのはどうですか?

やる気のある人は、日本版sphinnのモデレータになってほしいです。
「モデレータ」っていのは、投稿された記事をチェックする人。

まだ何も決まってないから、約束はできないけどこんな可能性もあります。

特に英語ができる人は大歓迎です。
ダニーとのやり取りを手伝ってもらいたいです。

このブログの読者さんには、SEO/SEM企業の関係者もいるんじゃないかと思います。
スポンサーになってくれたら嬉しいですね。

デカデカと広告が貼れます。(笑)
いや、そうじゃなくて本場のSEO/SEMエキスパートとパイプが作れます。

ダニーは、Googleのスタッフとも付き合いがあります。

ついこの前、Googleが有料リンクを販売しているサイトにペナルティを課しました。

これをいちばん最初に発見したのは、ダニーなんです。
The Stanford Dailyのページランクが突然「2つ」も下がって、何かあったなと感じて、Googleに問い合わせたところ、ペナルティの事実が発覚しました。

sphinnとMr. Danny Sullivanが日本に上陸したら、サーチエンジン業界の奥の奥の情報が手に入るでしょう。

続報を楽しみにしていてください。