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この記事では、先日参加したPubCon Las Vegas 2013でのJim Boykin(ジム・ボイキン)氏のセッションをレポートします。

セッションテーマは、「ペンギン導入後の時代におけるリンクビルディング」です。

セッションで話すジム・ボイキン

本題に入る前に、Jim Boykin氏のバックグラウンドを説明します。

Jim Boyikinとは

Jim Boykin氏は、米国を代表する超一流のリンクビルダーであり、Internet Marketing Ninjas(以下、IMN)の創設者&CEOです。

IMNは、1999年に創業したSEOのサービスやツールを提供する会社です。
もっとも会社といっても、Jim Boykin氏が1人だけで始めました。

Jim Boykin氏は当初は、バリバリのブラックハットSEOで有料リンクを当然のごとく販売していました。

その後心を入れ替え(?)、まっとうなリンクビルディングサービスの提供を始めます。

有名なのが、Trust Bait(トラスト・ベイト)と呼ぶ手法です。
Trust Baitは、学術的・超専門的なコンテンツを作成し、大学や政府、軍(.eduや.gov、 .milドメイン)のサイトといった、誰から見ても信頼度の高いサイトからリンクを獲得します。

しかし信頼度の高いサイトからのリンクとは言え、Googleが評価したい自発的な意思にもとづく自然発生的なリンクではありません。
自分たち側から相手に積極的に働きかけ、リンクを張らせます。

たいていの場合、大学サイトであれば、教授や学生に与えれた個人スペースのなかのリンク集的なページからリンクが張られます。

金品の交換は発生していないので有料リンクには該当しませんが、純粋なエディトリアルリンクとは言えないように僕には思えました。

いずれにしても、IMNは創業以来リンクビルディングサービスを中心に事業を展開してきました。

ところが、ここにきて大きく方向転換します。

リンクビルディングからコンテンツ提供へシフトしました。

今後のSEOにおいて重要なのはリンクではなく、トラストやブランドを示すサイテーションやシグナルであるとJim Boykin氏は悟ったからです。

ともするとトラストベイトにも限界を感じたのかもしれません(これは僕の推測ですが、ホワイトハットをうたったリンクビルディングサービスを提供していたけれど、不自然リンク警告やペンギンの影響を受けた可能性を否定できません)。

現在、IMNは、世界最大のインターネットフォーラム、WebmasterWorldをはじめ
SEO ChatCre8asiteforumsといった、SEO系フォーラムも傘下に収めています。

Jim Boykin氏が1人で始めたIMNは、現在社員数100人を超えています。

Ineterrnet Marketing Ninjasの社員たち

Jim Boykin氏は優れたSEOコンサルタントであると同時に、すぐれた経営者でもあるようです。

Jim Boykin氏の現在の立ち位置については、SEOBookのインタビュー記事に書かれています。
彼に興味を持った人は読むといいでしょう。

さて、前置きが長くなりました。

米国屈指のリンクビルダーからコンテンツクリエイターに生まれ変わったJim Boikin氏のセッションをレポートします。

これからのSEOの成功の鍵はブランディング by Jim Boykin

リンクビルディングの時代は変化した

  • GoogleはSEOたちがやっていることを監視し、ユーザーの利益にならないランキングを上げるための流行の施策にペナルティを与える。
  • 商用系(儲かる)キーワードであればあるほど、価値のあるキーワードであればあるほど、Googleのレーダーに引っかかりやすくなる。
  • Googleは、情報源とインフルエンサー、業界を結びつけようとしている。目的がこの3つと連携している必要がある。
  • ショートテール(単一キーワード、ビッグキーワード)を追うこととホワイトハットを両立させることは矛盾している。
  • 完全一致キーワードやショートテールキーワードを追うことはもうやめるべき。

情報源になることが常に望まれる

  • ガイドやものごとのやり方を提供し、学習教材になる。
  • オーソリティを確立するすばらしい方法
  • クリエイティブになり、インタビューやリスト(まとめ)、ブログ、クイズ、コンテストなどのアイディアを探し求める。
  • 無味乾燥なトピックはコンテンツやリンク戦略の妨げになる。

ブランディングが成功の鍵

  • 本当のリンクが欲しいならアフィリエイトサイトには見られたくないはず。
  • プロダクトページにリンクが多すぎたら(Googleに)怪しく見られる。少しでいいからリンクが付いたページがたくさん欲しい。
  • ブランド(サイト)はリンク獲得のことなんか気にしていない。最初のうちはするかもしれないが、ブランドが確立されてユーザーを作り出せば自然にリンクは付く。同じことを目指すべき。
  • リピーターは情報をシェアするし、あなたが作った価値あるものに繰り返し戻ってくる。最終的に自然なリンク獲得にも繋がる。
  • ブランドは実在する人間の間でリアルタイムで話題になる。リンクのことばかり考えるのではなく、ツイートやフォロワー、いいね!などソーシャルで共有されることを考える。

覚えておくべき大切なこと

  • どんなにニッチであろうが、自分のコミュニティを認識する。
  • そのコミュニティとの関係性を構築する。
  • コミュニティで友人を作り本当の関係性を持つ。
  • インフルエンサーを見つけ出し仲良くなる。
  • ブランド/商品のエバンジェリストを見つける — リンク獲得の手助けになってくれる

アドバイス

  • ブランド/コミュニティを形成する。
  • ショートテールを追うことをやめる。
  • リンクや言及を得るためにすばらしいコンテンツを書く。
  • インフルエンサーとの繋がりを築くことを始める。
  • “シグナル”(ソーシャル、リンク、参照トラフィックなど)を獲得できるページだけを新たに公開する。
  • ソーシャルな場所から自分のサイトへシグナルとトラフィックを得る。
  • 自分の業界のハブサイトやオーソリティサイトから自分のサイトへのシグナルを得る。
  • 人々を繰り返し訪問させる方法を見つける。
  • サイトでの著者を有効活用する。可能なら著者(のサイト)からリンクを得る。
  • リンクを求めなくてもいいように、偉大な情報源になる。

以上です。

Jim Boykin氏が率いるIMNは、“Brand Evangelist(ブランド・エバンジェリスト)”と彼らが呼ぶライターにコンテンツを作成させます。

人間(と検索エンジン)にとって信頼と実績のある人にコンテンツを作ってもらい、そのコンテンツとユーザー、自分のブランドを結びつけることで、自然発生するシグナル(サイテーションやリンク)を獲得しブランドを形成していきます。

ブランド形成・トラスト構築に必要となる質の高いコンテンツをスケーラブルに展開する方法をJim Boykin氏たちは見つけ出したのです。

この辺りの詳細はセッションでは残念ながら語られませんでした。

でも実は、僕はPubConでは、Jimと個別で20分間コンサルを受けるプログラムに参加してきて、この方法を直接聞き出してきました。

うちの会社で挑戦予定です。

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