Googleインタラクションデザイン&ウェブマスターオープンハウスに参加しました

先週の土曜日に、渋谷セルリアンタワーオフィスタワーにあるGoogle東京オフィスで開催された「Google インタラクション デザイン & ウェブマスター オープンハウス」に参加してきました。

「お申し込み多数で定員を超えてしまったため、今回は抽選でのご招待となります。」という案内メールが届いたのですが、応募者が多かったようですね(申込んだことはすっかり忘れていた)。
人数は5、60人くらいだったでしょうか。

Googleのユーザーエクスペリエンスチームとウェブマスターチームからそれぞれ数人のメンバーが登場して、業務内容や過去のプロジェクトの結果などをプレゼンテーションしました。

Twitterでの公式ハッシュタグ“#googlejpdoh”を提供してくれたので、どんなセッションだったかはツイートで知ることができます(ページをめくっていった前半の方が参考になる情報が多いと思います)。

個人的にはダウンロードボタンのテスト結果レポートとGoogleのホリデーロゴ(Doodle)ができあがるまでの過程の紹介が面白かったですね。

下のスライドはドラえもんのホリデーロゴのドラフトですが、ドラえもんが卑猥に見えてボツになったそうです。(笑)
ボツになったドラえもんのDoodle
– Tweeted by @shoshirasaka

主催したチームの職務内容の関係でSEOに直結したトピックというのはほとんどなかったのですが、セッション終了後の交流会の時にウェブマスターチームの三浦さんにいくつか質問してきました。

Q: Twitterを代表としてソーシャルメディアの躍進が目立っていますが、Googleは今後ソーシャル化やリアルタイム化にどのように取り組んでいきますか?
A: 社内的な話になってしまうので具体的にはお答えできませんが、個人的にはソーシャル性・リアルタイム性を求める方向に向かっていくだろうと考えています。

Q: Twitterのリンクにはnofollow属性が付くのでリンクとして評価してもらえません。しかし、Twitterからのリンクによる言及・参照は無視できない存在になってきています。この点に関してはGoogleはどう考えていますか?
A: おっしゃるように、無視できない存在になってきてると“個人的には”思います。ただ短縮URLによるスパム行為の懸念などもあり、Googleとして今後どのように対応していくかは申し上げられません。

Q: GoogleがTwitterクライアントを提供する予定はありますか?
A: ひょっとしたら誰かが計画しているかもしれないけれど、僕の知る限りではなさそうです。

Q: Googleの日本オフィスの社員は、本国で作ったアルゴリズムを日本用にローカライズしているだけなのですか?
A: いえ、そんなことはありません。日本でもプロダクトを開発して、それが他国へ展開することもあります。日本語向けの機能も、どちらかというと日本オフィスよりも本国のマウンテンビューで開発されることが多いです。これはスタッフの人数の関係で本国の方が人間が多いからです。拠点がある国のためだけの開発を担当しているわけではなくて、世界規模で開発しています。

Q: 日本版の公式ヘルプフォーラムが開設されました。英語版のHelp Forumと違ってGoogleの社員がほとんど参加せず荒れ気味なのですがどうにかなりませんか?
A: 別の部署の管理なので直接対応はできませんが、伝えておきます。

オープンハウス」ということのなので、あまり突っ込んだ質問は控えましたが、丁寧に解答してくれた三浦さんに感謝です。

Googleは社内での飲食は無料ということ(だったはず)で、参加者の僕たちにも軽食とドリンクがふるまわれました。

Google Chromeを型どったドーナツが見た目とは違っておいしかったのが意外でした(写真を撮る前に食べてしまいました、スミマセン。ロゴカラーの赤と緑と黄色の着色料がいかにも体に悪そうなのですw)。

セッションよりも印象的だったのは、Googleの社員さんがみなとても楽しそうだったこと。
Googleでは誰かに仕事を強制されることはなくみんな自分で仕事を作り出しているとよく聞くのですが、本当にそんな感じでした。

Googleでは人材を募集中とのことなので、興味があれば応募してみてください。

といっても、普通には入れないとは思いますが。
あるセッションで「僕がなぜGoogleに入りたいと思ったか」ということを話したスピーカーがいたのですが、みんなが知りたいのは「僕がなぜGoogleに入れたのか」じゃないかとツッコミたくなりました。(笑)

今後も一般のユーザーとの交流の場を提供してくれるようにリクエストしてきたので、次回を楽しみに待ちましょう。