Google、SGE (Search Generative Experience) プレビュー版を公開

[レベル: 上級]

Search Generative Experience (SGE) のプレビュー版を公開を Google は開始しました。
ウェイトリストに登録していた一部のユーザーが使えるようになっています。

SGE を利用した様子を YouTube 動画で共有したユーザーがいるので、実際にどのように動くのかを見てください。

【UPDATE (2023/05/26)】
Search Engine Roundtable の Barry Schwartz 氏が Twitter で SGE のスクリーンショットを多数シェアしています。

検索結果で AI が回答

SGE では、AI チャットが検索結果で回答してくれます。
続けての質問がある場合は対話を続けることもできます。

たとえば、次のような複雑な質問に回答できます。

  • Learning ukulele vs guitar.(ウクレレとギターの習得比べ)
  • Benefits of incorporating your business before freelancing.(フリーランスを始める前に事業を法人化するメリット)

こうしたいくつもの検討事項や段階があるような複雑な疑問に対しては、SGE が、検索結果のトップに現れる “Snapshot”(スナップショット)と呼ぶ会話ボックスの中で総合的な答えを提供してくれます。

また、ウェブにさまざまなコンテンツが存在する特定のトピックを SGE はすばやく提供してくれます。
たとえば、次のようなクエリです。

  • How to get an old coffee stain out of a wool sweater?(ウールのセーターから古いコーヒーのシミを取り出す方法は?)
  • How can I renew my passport quickly?(どうやったらパスポートを迅速に更新できるか?)

SGE はショッピング関連のクエリでも機能します。
たとえば、“Bluetooth speaker for a pool party”(プールパーティー用の Bluetooth スピーカー)のクエリでは、要望に応じた Bluetooth スピーカーを概要説明とともに値段やレビューで紹介します。

Bluetooth speaker for a pool party

EC サイトが販売しているアイテムのデータベースとして Google が構築している Shopping Graph(ショッピング グラフ)を利用し、350 億以上の商品に SGE は対応します。

さらに SGE では、会話モードに入れば、そのトピックに関する続きの質問も SGE とやりとりできます。

SGE は、米国の英語ユーザーを対象に受け付けていたウェイトリストに登録したユーザーに順次提供が始まっています。
提供が始まったユーザーには通知メールが届くようです。

僕はウェイトリストの登録は済ませていますが、通知メールは届いておらず SGE も有効になっていません。
早く使ってみたいものです。