Google、SEOスターターガイド改定版をリリース。ワード数半減でコンパクト化、でも中身は濃く

[レベル: 初級]

Google は、「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」を改訂しました。

英語版のみリリース

まず最初に注意してほしいのは、改訂版は、オリジナルとなる英語バージョンだけです。
日本語バージョンは、まだ以前のままですも公開されました。

正確には、「Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide」が改訂されたと言うべきでしょうか。

英語で読みたくない人は、翻訳ツールを使うか、日本語訳されるまで待ってください。

新スターターガイドはコンパクト化、不要なセクションは削除・縮小

Search Off the Record ポッドキャストのエピソード 68 で紹介されていたとおりに、新しいSEOスターターがガイドはコンパクトになりました。
一方で、名称が示すように、SEO 初級者が理解しておくべき、本当に必要な SEO のエッセンスが改訂版には凝縮されています。

ワード数(英単語数)で見ると、次のように減りました。

  • 以前のSEOスターターガイドのワード数:約 8,700 ワード
  • 新しいSEOスターターガイドのワード数:約 4,000 ワード

半分以下のボリュームになりました。

削除されたセクション

次のセクションは完全に削除されました。

  • 用語集
  • 構造化データ
  • モバイル フレンドリー
  • パフォーマンス分析

削除の理由は、SEO スターターガイドが対象としている SEO 初級者にとっては高度だったり現状にそぐわない古い情報だったりするので不要だと判断したためです。

縮小されたセクション

次のセクションは、縮小されました。

  • サイトが Google にインデックスされているかどうか
  • SEO の専門家が必要かどうか
  • タイトルリンクとスニペット
  • 画像の最適化
  • 検索結果に表示させない
  • リンク
  • サイトのプロモーション(宣伝)
  • サイトの階層
    • ナビゲーション
    • 404
    • パンくずリストの設定

縮小したセクションの多くは、それに特化したドキュメントが別途提供されています。
そのため、スターターガイドでは深掘りせずに詳細については各ドキュメントにリンクする構成になっています。
たとえば、タイトルリンク画像の最適化が該当します。

新しいスターターガイドは削除、縮小によってスッキリしました。
ボリュームの多さに SEO 初級者が圧倒されることもなくなるでしょう。
初期の段階のSEOでは必要なかったり(たとえば、構造化データ)、今となっては当たり前のモバイルフレンドリーなどが削除され、余分ともいえる施策がなくなったのは良いことです。
また、同じことを説明している別ページのドキュメントとの重複が解消されたこともコンパクトになった理由です。

追加されたセクション

削除、縮小された一方で、追加されたセクションがわずかにあります。

  • 重複コンテンツ
  • 動画の最適化
  • 意識する必要がないこと(例:meta keywords タグ、サブドメイン vs. サブディレクトリ、重複コンテンツペナルティなど)
  • サイト改善の効果が出るまでにかかる時間

追加したとはいえ、必要な説明にとどめています。
長々とした説明ではありません。
コンパクト化という改訂の目的を乱してはいません。

個人的には、意識する必要がないことを追加したのは良いアイディアだと感じます。
よくある、誤解されている SEO を公式ドキュメントとして打ち消しているのは、勘違いしている人に説明するときにも役立ちます。

スターターガイドということで SEO 初級者をターゲットにしたリソースではあるけれど、SEO に長らく取り組んできた上級者でも再確認という意味で学べることが改訂版にはたくさんあります。

初級者か上級者かに関係なく、日本語訳が出るのを待たずに読むことを個人的にはオススメしたいです。
ボリュームが半分になったので、それも助けになるはずです。

改定版 Search Engine Optimization (SEO) Starter Guide はこちらから読めます。

【UPDATE (2024/2/19)】
日本語のSEO スターターガイドも改訂版が公開されました。