Google、動画サムネイル表示の条件を変更。動画がメインコンテンツじゃない場合は表示がゼロに

[レベル: 中級]

検索結果での動画サムネイルの表示を Google は変更しました。
動画がそのページのメインコンテンツではない場合は、サムネイルを表示しなくなります。

動画がメインコンテンツではないページに影響

動画のサムネイルを表示する検索結果には 2 パターンあります。

動画のサムネイル

上は、動画がそのページのメインコンテンツの場合のサムネイル表示です。
サムネイルはスニペットの左側に位置します。
横長のサムネイルになります。

下は、動画がそのページのサブコンテンツの場合です。
スニペットの右側に位置します。
サムネイルはほぼ正方形で、メインコンテンツのサムネイルより小さめです。

影響を受けるのは、2 つめの、動画がサブコンテンツの場合のサムネイルです。
サムネイルを表示しなくなるか、もしくは静止画のサムネイルになります(動画を表す▶️の再生マークが付かない)。

動画のサムネイル消滅

動画を期待するユーザーに配慮

サムネイル表示の条件を変更したのは動画を期待するユーザーに配慮するためです。

動画のサムネイルが検索結果で表示されていたら、たいていのユーザーはそのページに動画が設置されていると想定するでしょう。
しかし、実際にページに訪れたら、ページのずっと下の方におまけ程度に動画が貼り付けてあったらどうでしょうか?
がっかりするかもしれません。
ユーザー体験を損ねます。

そこで、動画がそのページのメインコンテンツであると判断した場合にのみ動画のサムネイルを Google は表示するようにしたのです。

検索パフォーマンスに変化あり

動画サムネイル表示の条件が限定されたことにより、検索パフォーマンスレポートに変化が現れているサイトが出てきます。

こちらのサイトでは「検索での見え方」でフィルタリングすると、動画表示がほぼゼロになってしまいました。
4 月 14 日あたりで減少が顕著です。

動画表示がゼロ

動画がメインコンテンツのはずなのにサムネイルが表示されなくなっていたとしたら、動画の SEO ベスト プラクティスに従っていることを再確認してください。
また、動画インデックスレポートでエラーが出ていないかもチェックしましょう。
特に、ページの下の方に動画を設置すると視認性が低いとしてメインコンテンツではないと判断されます。