Google推奨の動画SEO: 各動画に専用ページを作成する

[レベル: 中級]

動画だけを掲載するページの作成を推奨するガイドを、検索セントラル サイトの動画検索のベストプラクティスに Google は追加しました。

各動画の専用ページを作る

この記事を公開している時点では、日本語ページはまだ更新されていません。
オリジナルの英語ページには次の段落が加わっています。

【UPDATE (2021/11/18)】
日本語ページにも更新が入りました。

To give your videos maximum exposure, create a dedicated page for each video, where the video is the most prominent subject on the page. Some features require that type of video page, including Key Moments, the Live Badge, and other rich result formats. It’s fine to include the same video on both a dedicated page and its original page alongside other information, like a news article or a product detail page.

動画を最大限に表示するには、動画ごとに専用ページを作成し、動画がページ内で最も目立つテーマになるようにします。一部の機能では、主な出来事LIVE バッジ、その他のリッチリザルト形式を含む、そのような動画ページが必要です。ニュース記事や商品の詳細ページなど、他の情報とともに、専用ページと元のページの両方に同じ動画を含めても問題はありません。

イメージ的には YouTube のページですかね。
動画以外のコンテンツも存在しますが、YouTube では動画がメインのコンテンツです。
タイトルや説明文など必要最低限のコンテンツと、ほかは関連動画などのサブコンテンツです。

動画専用のページでは、動画の上もしくは下に文字起こしのテキストがあったり、記事コンテンツの中の追加コンテンツとして動画を挿入したりはしません。

動画専用ページ

そのページは “動画を視聴するため” のページであることを Google に明確に伝えるために動画専用のページが役立ちます。
EC サイトの商品リストページや販売ページに情報提供を目的とした長い記事コンテンツを一緒に掲載することが推奨されないのと同じ理由です。
動画だけのほうがページの目的がはっきりします。

とはいえ、ドキュメントにも書かれているように、同じ動画を専用ページとは別のページで文字起こしとともに掲載したり、商品販売ページの補足コンテンツとして埋め込んだりするのは問題ありません。
サイトのなかの複数のページに同じ動画を掲載することが悪影響を及ぼすことはありません。

動画は1ページに1つ、上部に掲載する

ついでに、僕からの動画 SEO の追加アドバイスです。

1 ページに掲載する動画は 1 つだけにします。
1 つのページにつき 1 つの動画しか Google はインデックスしません。
補助コンテンツとして動画を掲載するのであれば複数埋め込んでも構いませんが、動画検索にインデックスさせるのであれば、それぞれの動画に専用ページを作ります。

最も目立つ場所に動画を配置します。
記事コンテンツがあって最後にページを埋め込んであり、かなりスクロールしないと動画が出現しないようなレイアウトでは、たとえ 1 つだけの動画であってもインデックスされないことがあります。
動画がメインコンテンツなら、ファーストビューに動画を設置することをおすすめします(YouTube はそうなってますね)。

動画 SEO のそのほかのベストプラクティスはドキュメントで学べます。