Google、AMP対応のモバイル検索を2月24日に正式公開

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Googleが、AMPに対応したモバイル検索を2月24日に正式公開する予定であることを、Advertising Age(以下、Ad Age)が報じました。

Googleはコメントせず

2月24日の公開は、AMPに詳しい複数の情報筋からAd Ageが直接得た情報です。
ただし、Googleの広報担当は正式な公開日についてはコメントを拒否しています。

Ad Ageがこのニュースを伝えたのは2月18日(現地時間)です。
新たな情報はその後入ってきていません。
したがって間違いなく2月24日の公開だとは断定できません。
とはいえ、信ぴょう性は高いように思います。

もし本当に2月24日だとしたら、米国時間での話になるので日本ではほぼ1日進んで2月25日になるでしょう。
Googleからの公式アナウンスが直前にあるのか直後にあるのか、期待しながら待ちたいところです。
これだけAMPに力を入れてきたので、何もアナウンスせずにしれっと公開するとは考えにくいです。

AMP対応すべきか?

AMPに対応すべきかどうかで悩んでいる人も多いことでしょう。

僕の個人的な考えになりますが、Googleニュースに登録しているニュース発行者であれば前向きに取り組んでいいと思います。
というのは今のところ、ニュース系コンテンツ向けにAMPは設計されていて、Googleもニュース記事を中心にAMP専用のカルーセルに表示しているからです。
もっとも、現状でAMPに対応しているのがニュース系サイトばかりだから、ニュースコンテンツがAMP用カルーセルに表示されているという見方もできますが。

あとは、記事を日々公開しているブログもコストをさほどかけずにAMP対応できるなら、取り組むのはありかもしれません。
ブログ記事もAMP用カルーセルに含まれるコンテンツの対象になります。

AMPに必要なschema.orgが今のところは NewsArticle か BlogPosting の2つだけをサポートしているのもニュースサイトとブログをAMP対応の候補に挙げた理由です。
この2つ以外のタイプのschema.orgに関しては、いつどれがサポートされるかは未定です。

WordPressプラグインを使ってAMP対応した僕のブログ記事がAMPカルーセルに出ています。

AMPカルーセルに表示された海外SEO情報ブログの記事

左のキャプチャでは「SEO」のクエリでトップに表示されています。
もし「SEO」が競争度の激しいキーワードだとしたら、これは嬉しいことです。

AMPに対応すれば、難易度が高いクエリでも検索トラフィックを獲得できる可能性があります。
とはいえ、あらゆるクエリでAMPカルーセルが出るわけではないので狙ったキーワードで通常の1位よりも上に位置できるとは限りません。

AMP対応のモバイル検索が2月24日に公開されたとしても、しばらくは様子見でぜんぜん構わないと僕は思います。
ですが、いつでもAMP化に着手できるように準備は進めておいたほがいいとも同時に思います。