検索結果に表示されるウェブページのタイトルは通常、HTMLで記述したtitleタグが用いられます。

しかしtitleタグとは異なったページタイトルがときおり表示されることがあります。

1年くらい前から(もっと?)目にする機会が多くなった現象で、Web担当者Forumの連載コーナーで2、3回ピックアップしたことがあります。

このtitleタグ書き換えが、ここ数週間さらに激しさを増しているようです。
WebmasterWorldではスレッドがいくつも立ち上がっています。

実際にかなり激しく書き換えられることがあって、僕がたまたま発見したケースを見せます。

下のキャプチャは「海外SEO」の検索結果で、1位は僕のこのブログ、2位はドメイン直下にある1枚もののホームページです。

検索結果に表示されているページタイトルにはともにtitleタグの記述が使われています。

通常のタイトル

こちらは「kenichi suzuki」での検索結果です。

書き換えれたタイトル

順番が入れ替わっていますが、上がペラのホームページ、下がブログです。

titleタグの記述にない「Suzuki Kenichi」が表示されています。

ホームページの書き換えはすさまじいですね。
付け足すどころか完全に置き換えてしまっています。

このtitleタグの書き換えについて、GoogleのPierre Far(ピエール・ファー)氏がGoogle+次のように説明しました。

Yes sometimes our algorithms rewrite the page titles shown in search results, primarily to improve the user experience based on their query. The algorithms use many signals to generate these alternative titles.

In a nutshell, titles that are vague, repetitive across a site, or not relevant to the user’s query are more likely to be replaced by an alternative in the search results. Ensuring that your pages’ titles are informative to users and accurately describe the page minimizes the chances of our algorithms triggering a rewrite. Two very common examples of bad titles are using just the word “Home” for the title or having an empty title in the HTML.

リスト形式でまとめます。

  • ユーザーエクスペリエンスを向上させるために検索クエリに基づいて書き換えることがある。
  • さまざまな要素からアルゴリズムが置き換えを作り出す。
  • titleタグがあいまいだったり、サイト中で繰り返し使われていたり、ユーザーのクエリに関連していないときに置き換えが起こりやすい。
  • 書き換えられないようにするには、titleタグがユーザーに情報をしっかり伝えるようにし、そのページが何について書かれているのか正確に表すようにする。
  • よくありがちな悪いtitleタグの例は「Home」とか空っぽのタイトル。

この説明自体は新しいものではなく、別のGoogle社員も以前から説明しています。

しかしユーザーの検索クエリに基づく書き換えがより“アグレッシブ”になってきているようです。

Googleのtitleタグ書き換えには重要なポイントが、少なくとも2つあるように僕は思います。

1つは、titleタグのランキング要因に占める重要性の低下です。

titleタグにキーワードが入っているかどうかが検索クエリとそのウェブページの関連性を測る非上に大きな要因になっているのは、僕たちが普段から理解しているとおりです。

でも検索クエリによってtitleタグを書き換えるということは、titleタグに頼らずともそのページが何について書かれているかを十分理解できているということではないでしょうか。

titleタグにキーワードが入っていないとしても、上位表示する機会が増えそうです。

もちろんそうは言っても、titleタグが重要でなくなるということではありません。
ユーザーに対してテーマを伝える、興味を惹きつけるtitleタグは意識すべきです。

けれど、「いいtitleタグが思いつかない」なんていう時にはいっそのこと「ホームページ」とか空っぽにしておいてGoogleにタイトル付けを任せてしまうなんてこともできそうです。

meta descriptionタグを記述せずに、検索結果でのスニペット生成はGoogleに任せてるサイト管理者は存在します。

titleタグで実践するには勇気が入りますが、挑戦してみたら面白いかもしれません。
あなたが考えたtitleタグよりもGoogleが考えたtitleタグの方がずっとCTRが高いかも。(笑)

もう1つは、Googleのセマンティック能力の向上です。

セマンティックなんていう難しい用語を使いましたが、ようは言葉や文字だけを見ているのではなく、それらが意味すること表すことが分かるようになってきているということです。

「kenichi suzuki」で検索したときに僕のホームページとブログが1位と2位に出てくるということは、kenkchi suzukiが僕のサイトを表すものだと理解しているからですよね。

僕は僕のホームページやブログを「kenichi suzuki」で上位表示を狙って最適化したりしていません。(笑)

でも、Googleはきちんと表示して、しかも1位と2位に出してくれています。

「スズキケンイチ = 海外SEO情報ブログの人」と認識しているからに違いありません。

これは、ちょうど1年前にGoogleが買収したMetawebが専門にしていた分野です。

Metawebは、ものごとを1つの「entity(エンティティ、存在)」としてとらえ、エンティティに関わる要素を紐付けしていきます。

たとえば、「鈴木謙一」という存在があったとします。
この鈴木謙一を意味付けする要素には次のようなものが考えられます。

・Kenichi suzuki
・suzukik
・スズケン(僕のあだ名w)
・海外SEO
・38歳
・既婚
・子供1人
・身長180cm(ちょっとサバよんでるw)
・新潟出身
・英語得意(話せないけど)
・足が長い(ホントw)

「鈴木謙一」をこれらの要素が組み立てています。

Metawebの技術を今のGoogleが採用しているかどうかは別にして、Googleがものごとが意味していること、表していることを理解するセマンティックの能力を伸ばしていることは確かです。

セマンティックの向上は、米Googleで導入された関連性が高いアイテムのリスト表示にも現れています。

話が大きく飛んでしまったかもしれません。
冒頭に戻ってまとめます。

  • Googleが検索クエリに応じて、検索結果でのタイトルをHTMLのtitleタグから書き換える傾向が強まっている。
  • 書き換えられないようにするには、ユニークでページの内容を表すtitleタグを記述すべき。
  • それでも書き換えられることがあるので、それはもう任せるしかない。
  • Googleはtitleタグに頼らずにページのトピックを理解する力が伸びてきていて、titleタグがランキングに占める比重が少なくなってきているのではないかと僕は感じている(titleタグをないがしろにしていいというわけではない)。

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