シンジケーションの重複防止のためのnoindex推奨はGoogleニュースではずっと以前から

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同じ記事を別のサイトに配信するシンジケーションで発生しうる重複コンテンツを防ぐ手段として、rel="canonical" ではなく noindex を使用するように推奨を Google は 2 か月前に変更しました。

しかし、Google ニュースではずっと以前から noindex 推奨であり、Google 検索もその推奨に合わせただけだったとのことです。

Twitter の Google Search Liaison 公式アカウントが一連の投稿で説明しました。

シンジケーションの noindex は Google ニュースでは長く続いている推奨

ことの発端は、NewzDash が公開したシンジケーションの問題点とベストプラクティスを解説した記事でした。

解説記事では、オリジナルのニュース記事ではなく配信先のニュース記事(≒ コピー)が検索結果で上位表示してしまうケースの調査結果を公開しています。
たとえば、Yahoo!(米Yahoo!)が、配信元よりも最も上位表示する傾向にあることが調査から判明しました(つまり、Yahoo! に配信すると、そちらが上位表示するのでオリジナル記事への検索トラフィックがなくなる)。

この調査結果に対して、Google Search Liaison が、シンジケーションの重複防止には noindex を利用すべきだとあらためて説き伏せたのです。

要点をまとめると次のようになります。

  • Google ニュースでは、シンジケーションには noindex をずっと以前から推奨してきた
  • 今年に入ってヘルプ記事でより明確に記した
  • シンジケーションの契約には、配信先記事に noindex を付ける項目を含めることができるはず。契約に含まれていれば、配信を受ける側は noindex を付ける規約を守らなければならない
  • noindex の使用は、外部ネットワークへのシンジケーションの場合の推奨
  • Google 検索での推奨も Google ニュースに合わせて、rel="canonical" から noindex に変更した

Google ニュースではもともと noindex 推奨だったとのことです。
より明確にしました。

そして、Google ニュースとの整合性を図るために Google 検索でも noindex 推奨にしたようです。
📝すずき独り言:rel="canonical" が機能しなかったという理由ではなかったらしい(表向きは?)

同一ネットワーク内でも noindex を推奨

シンジケーションでは以前から noindex 推奨ではありましたが、変更点が 1 つあります。
それは同一ネットワーク内でのシンジケーションです。

同一ネットワークというのは、同じ運営元による別サイトへのシンジケーションです。
1つの会社が複数のメディアを所有していて、小有する複数のサイトに同じ記事を配信するケースがあります。
こうしたケースでは、以前は rel="canonical" も推奨されていました。

しかしながら、現在は rel="canonical" は非推奨です。
代わりに、noindex のみが推奨になりました。

同一ネットワークのサイトであったとしても、記事本文は同じでも、メニューやフッターなどのテンプレートや関連記事、が異なる場合があります。
ページネーションが無限スクロールになっている場合もあるかもしれません。

rel="canonical" は、ほぼ同一のページで機能するように設計されています。
メインコンテンツ以外でも、著しい違いがあると正規化が難しくなることがあるのだそうです。<

したがって、同一ネットワーク内でも noindex だけが推奨になりました。

Google はオリジナルコンテンツを識別できる……けど

Google Search Liaison が主張するには、「Google は常にオリジナルコンテンツを識別できている」とのことです。
ですが、別の著名なパブリッシャーのサイトにシンジケーション配信されると、その識別が難しくなってしまうのだそうです。
📝すずきメモ:権威性の強い方が検索では勝ってしまうということですかね

こうした理由もあり、確実性を期すためには noindex 一択になります。

同一サイト内では rel=canonical で問題なし

noindex 使用は、完全な別サイトもしくは同一ネットワーク内の別サイトにおける推奨です。
同一サイト内の重複解消には rel="canonical" は依然として有効です。

このブログはニュースサイトではありませんが、ニュースサイトだと仮定して、同じ記事が異なる URL でサイト内に複数出現していたとします。
この場合は、rel="canonical" で代表の URL に正規化することにはなんら問題ありません。
同一サイトなので、テンプレートやその他のサブコンテンツにページ間で大きな差異はないでしょう。
rel="canonical" が想定する用途に合致しています。

まとめ

ということで、まとめます。

  • シンジケーションのパートナーが自分よりも上表示することを防ぐなら、noindex を付けてもらうことを契約に含める
  • noindex を付けてもらえない場合は、Google がオリジナルを判断することになるが、ときに難しいことがある
  • noindex は以前からの推奨である

Google Search Liaison の Twitter の一連の投稿の先頭だけを埋め込んでおきます。
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