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Google は、ウェブ レンダリング サービス (WRS: Web Rendering Service) のアップデート版を実際の検索結果でテストしています。

DeepCrawl が発見しました。
Google の Martin Splitt(マーティン・スプリット)氏もテストしていることを認めています。

現在の WRS がかかえる問題

現在の WRS は、Chrome 41 相当のレンダリング機能を有していますが、Chrome 41 がリリースされたのは 2015年で、すでに 3 年以上が経過しています。
最新の JavaScript の技術をサポートしきれていません

また、通常の HTML のインデックスとは別のプロセスでJavaScript のレンダリングが実行されるため、JavaScript で生成するコンテンツが検索結果に反映させるには時間がかかります(最長で数週間とも)。

このように、JavaScript コンテンツを Google はインデックスできるとはいえ、完全ではないうえに時間がかかるという問題を抱えています。

このことは Google も認識しており、WRS のアップデートに取り組んでいました。

アップデート版の WRS が実際の検索で可動していることに DeepCrawl は気付いたのです。
DeepCrawl によれば、アップデート版の WRSは少なくとも Chrome 69 以上とのことです。

アップデート版 WRS

DeepCrawl の記事が出たときちょうど BrightonSEO の最中で、 Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)に会えたので状況を直接聞いてきました。
共有しても問題ないであろうことをお伝えします。

  • アップデート版の WRS をたしかに試験的に可動している
  • 対応する Chrome のバージョンも含めてテスト中
  • 実際の導入時期は未定

実際の検索結果でテストしてみないことには、うまく動いてるかどうかを確かめることは困難です。
それなりに形になってきたので、実環境で動かしてみたのでしょう。
ただし、クロールするすべてのページに対してということではなく、一部のページをテストの対象にしています。

Chrome 69 以上のレンダリング性能を更新版の WRS は備えていると DeepCrawl は分析しています。
ジョンによれば、バージョンもテストのうちということです。

ただ、マーティンから以前に聞いたときには、今のように Chrome の固定のバージョンを組み込むようには設計しないとのことでした。
たとえば、現在の安定版の 73 相当のレンダリングエンジンを搭載したとしても、1 年、2 年と時間がたつにつれやがて古くなり、また同じことの繰り返しです。

次世代の WRS は、比較的短い間隔で最新版の Chrome(正確には、Chromium?)にアップデートできるように設計されるはずです。
可能なの? とマーティンに尋ねたら、可能だよという答えが返ってきたのを覚えています。

さて気になる導入時期ですが、ジョンによればまったくの未定とのことでした。
もっともある程度のめどがついていたとしても、未定と答えるでしょうが。

いずれにしても、更新版の WRS が実環境でのテスト段階に入っているのは確かなことです。
新 WRS の導入に向けて一歩前進と言っていいでしょう。

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