「.0」で終わるURLはグーグルにインデックスされない

すでに修整されているのですが、Goolgeは「.0(ドット ゼロ)」で終わるURLをインデックスしない(しなかった)という事実が明らかになっています。

SEOmoz | Unwritten Google Webmaster Guideline: Don’t End URLs in .0

事の発端は、SEOmozのWeb 2.0 Awardsというページです。

もともとのURL表記は、http://www.seomoz.org/web2.0/でした。

ところが、URLの最後にある「/」を取って、http://www.seomoz.org/web2.0にしたところ、PageRankが消え、さらにGoogleのインデックスから完全に消滅してしまったのです。

調べてみると、他にも「.0」で終わるURLのウェブページがインデックスされていないことが判明しました。

例:
en.wikipedia.org/wiki/Windows_1.0
en.wikipedia.org/wiki/Web_2.0
drupal.org/drupal-5.0
www.mythtv.org/wiki/index.php/Opensuse_11.0
www.shopping.com/xGS-Suse_9.0

寄せられたコメントによると、「.1」で終わるURLも同様にインデックスされていません。
ただ、「.2」や「.3」で終わるURLは、インデックスされています。

原因は、「.0」や「.1」はコンピュータのシステムが使用する特別なファイルを表す拡張子だったからです。
※技術用語で「バイナリ(binary)」という形式で利用されています。

実行ファイルの.exeもそうなのですが、Googleはユーザーにとってバイナリファイルは意味のない情報なので、意図的にインデックスから除外しているそうです。

ただし、今回のケースのURLにある「.0」はバイナリファイルを表す拡張子ではありません。
しかし、Googleは区別ができず、規則を適用してしまったのですね。

GoogleのMatt Cutts氏によれば、すでにこの問題は修整されました。
現在では、「.0」で終わるURLのページもインデックスするように直っています。

対応が早いですね。

僕は、「.(ドット)」は拡張子を表すためにファイルにつけるのが普通だと思い込んでいるで、ディレクトリ(フォルダ)の名前に「.」を含めることは、めったにありません。
とくに、ウェブのディレクトリには絶対に使わないです。

今回の場合は、最後に「/(スラッシュ)」がついていれば、「.0」のURLもきちんとインデックスされていました。
「/」がなかったために、Googleはファイルとして認識してしまったんですね。

他にも同様の問題を引き起こしていた、「.***」で終わるURLがインデックスされない現象も解消されたようですが、僕としては次を推奨します。

  • ディレクトリ名には、「.(ドット)」を付けない
  • URLがファイル名ではなくディレクトリで終わる場合は、「/(スラッシュ)」を付ける(一般的な初期設定では、index.htm,index.htm,index.phpが自動的に返されます)。

こうすれば、無用なトラブルを防ぐことができます。