[対象: 中〜上級]

Googleは、検索結果でさまざまなドメイン名のサイトからのページを表示するようにアルゴリズムを変更したと思われます。

結果として、同一ドメインからのページが検索結果で復数同時に表示されにくくなります。

検索結果におけるドメインの多様性を優先

今回のアルゴリズム変更は、同じドメイン名のサイトからのページで検索結果が占領されることを防ぐこと、言い換えると、偏らせずにいろいろなドメイン名のサイトからのページを検索結果に提示することが狙いです。

同じサイトからのページで検索結果が埋め尽くされることを疑問に感じるフィードバックが、Googleに寄せられていたようです。
埋め尽くされる状況を好まないユーザーも多かったに違いありません。

多様性を、新しいアルゴリズムの下では優先します。

予告済みのアップデート

GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、数カ月以内に実施予定のアルゴリズム更新を先日説明しました。

多様性優先のアップデートも、この時に前もって告知しています。

検索結果ページをめくっていくと同じドメインからの結果ばかりだというフィードバックをもらっている。
1ページ目ではそういったことがないようにしているが2ページから後では同じドメインからの結果が出やすくなっている。
基本的に、1ドメインからのクラスタリングを見たら次のページからはそのドメインの結果が少なくなるように調整したい。

またこれとは別に、単独の動画でも、同一ドメインからの復数の結果をまとめて表示する「クラスタリング (Clustering)」あるいは「ホスト・クラウディング (Host Crowding)」と呼ぶ仕様と「多様性」(Diversity)の確保のバランスをGoogleがどのようにとってきたかを説明し、多様性優先のアルゴリズム更新を間もなく実施予定であることを伝えています。
※この動画の内容は、明日更新するWeb担当者Forumの連載コーナーでピックアップします。

多様性優先のアップデートの実行されたかもしれないことを、僕は、5月21日の夕方Justin Briggs氏のブログ記事で知りました。
現地時間の5月20〜21日あたりに導入が始まった可能性が高そうです。

アルゴリズム更新の影響

変動がそれなりに発生している検索クエリもあるようです。
変動というよりも、1ドメインから復数のページが出てきにくくなったので、別のページが代わりに入り込んできたと表現したほうが正確でしょうか。

たとえば「パンダアップデート」で検索すると、この記事を書いている時点では、僕のブログ記事が1ページ目に2つ並んで表示(これが「クラスタリング」)されます。

2つクラスタリングした検索結果

2ページ目から後にはもう僕のブログからは出てきません。

ところが、「省略」を無効化するパタメーラを追加した検索結果では1ページ目には3つ並んで表示されます。

3つクラスタリングした検索結果

2ページ目にも3つ出てきます。

2ページ目にも3つクラスタリングした検索結果

3ページ目にも3つ出てきます。

3ページ目にも3つクラスタリングした検索結果

計9個の結果が、3ページ目までに僕のブログから入っていることになります。
検索結果をさらにめくっていけば、4ページ目以降にも出てきます。

占有とまではいかなくても僕のブログのドメインから多数の結果が1つの検索結果に表示されていますね。

しかし新しいアルゴリズムのもとでは、検索結果の1ページ目に2つが出るだけになりました。

これはわかりやすい(極端な?)例だとしても、一般的なクエリでも多様性をきちんと実現できているようです。

多様性優先アルゴリズムの動作

基本的に、多様性優先のアルゴリズムは次のように動いているようです。

1ページ目でも多様性をより優先

もともと検索結果の1ページ目ではドメインの多様性を優先していました。
でも度合いがさらに高まったようです。

とはいえ、サンプルで見たようにクラスタリングがなくなったわけではありません。
それでも占有度は緩和されていそうです。

2ページ以降でも出にくく

検索結果の2ページ目以降ではそれまでに出てきたドメイン名のサイトからはほとんど出なくなったようです。

もともとは、1ページ目では多様性を優先するものの2ページ目から後の検索結果では多様性はさほど考慮されていませんでした。
そのため2ページ目以降で同一サイトからのページで検索結果が占領されるケースが多くありました。

今は、2ページ目より後でも占有が見られません。

4ページ目からはもう出ない?

同一ドメインからのページが出るのは3ページ目までかもしれません。
検索結果ページをめくっていて、4ページ目より後にはそれまでに(3ページ目までに)出てきたドメイン名のサイトからはもう一切出てこなくなっているようです。

「1つのドメインにつき何ページまで」と具体的な“しきい値”が定められているわけではありません。

検索クエリや、そのクエリに関連するページとサイトの数や種類あるいはパーソナライズ検索などによって違いが出てくるはずです。

そうであっても以前と比べると検索結果でのドメインの多様性が増したことは確かなことです。

吉と出るか凶と出るかはサイトによって変わってくるでしょう。
僕なんかは、同じトピックに関する記事(もちろん中身は違う)をたくさん書いているので、ひょっとするとマイナスなアップデートになったかもしれません。

同一ドメインからの復数結果を排除した副作用

同一ドメインからの復数のページが検索結果で出なくなったことは一般の検索ユーザーにとっては良いことでしょう。

しかしながら僕たちSEOに取り組むサイト管理者にとって、やっかいな現象が起こってしまいました。

「site:」コマンドに思わぬ影響が出ています。

3ページ分しか表示されなくなってしまいました。

3ページ目までしか表示されなくなったsite:コマンド結果

4ページ目以降に進むには「ここから再検索してください」のリンクをクリックしなければなりません。

すごく困るということでもないのですが、嬉しい変更でないことは確かです。

【UPDATE】
バグだとのことで来週中には修正するそうです。

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