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Google の CEO である Sundar Pichai（スンダー・ピチャイ）氏に The Verge の Nilay Patel（ニレイ・パテル）氏がインタビューしました。
AI Mode と AI Mode の現状と将来についてピチャイ氏は触れています。
AI Mode からの外部トラフィックを約束
AI Mode によって検索トラフィックが失うのでないかとパブリッシャーは不安視しています。
こうした懸念に対処すべく、AI Mode がウェブへトラフィックを送ることを製品の方向性として Google は非常に重視しているとピチャイ氏は述べています。
以下は、AI Mode に関するピチャイ氏の発言の抜粋です。
- AI Mode は米国のユーザー向けに展開中
- AI Mode はソースを提示する
- ユーザーにより多くの文脈を AI Mode は与える
- AI Mode が、ユーザーがウェブ上の情報源に送られる範囲を広げると予想する
- AI Mode がウェブへトラフィックを送ることを、製品の方向性として非常に重視している
- より幅広い情報源に人々を送るという既存のパターンが、AI Mode でも同様に当てはまる
また、外部からの圧力によって AI Mode の応答を調整する可能性について尋ねられた際、Google が中核とするランキング原則と提供される情報の整合性に対する基本的なコミットメントをピチャイ氏は再確認しました。
Google は、特定のクエリのパフォーマンスに関するフィードバックを検討する一方で、検索および AI 応答の品質改善は、そのような圧力に対応して個別のケースのランキングに場当たり的な変更を加えるのではなく、広範な結果を向上させるように設計された、原則に基づいた体系的なアルゴリズム更新を通じて対処するとピチャイ氏は述べています。
AI Overview への自信
AI Overview に関しては、ピチャイ氏は次のように語っています。
- 間違いなく、より幅広い情報源、つまりパブリッシャーにトラフィックを送っている
- これは、ユーザーが訪問先のサイトで過ごす時間などの要素で測定される、より質の高い参照トラフィックである
- 全体として、AI Overviews への移行を通じて、結果は好意的であり、時間の経過とともに彼らはより多くのトラフィックを送ることになる
- 個々のパブリッシャーはトラフィックが減少するかもしれないが、Google の検索面における全体的なクエリの成長は増加している
- この状況はゼロサムゲームとは程遠いものである
- Google は、AI Overview の設計に長い時間をかけ、情報源を優先し、ウェブにトラフィックを送るために絶えず改善を繰り返している
AI Overview の成功についての自信は、ピチャイ氏を含む Google 幹部のこれまでの発言を踏襲しています。
注目したいのは、個別のサイト視点で見ればトラフィックが減少していることを認めた点です。
しかし、全体的な検索数は伸びているので Google 視点では困ってはいません。
Google 検索の最も重要な目的は、ウェブサイトにトラフィックを送ることではなく、たくさん検索してもらって広告収益を上げることです。
そのとおりなのですが、僕たちからしてみるとすんなりとは受け入れ難いことも事実です。
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