[レベル: 中級]

全画面のインタースティシャル広告が、Search Consoleのモバイルユーザービリティ レポートのエラー対象に近いうちに追加されるかもしれません。

モバイルユーザービリティ レポートは、モバイル向けページで発生しているユーザビリティを低下させる問題を指摘するレポートです。
次の6種類のエラーを現在は通知します。

  • Flash が使用されています
  • ビューポートが設定されていません
  • 固定幅のビューポート
  • コンテンツのサイズがビューポートに対応していません
  • フォントサイズが小です
  • タップ要素同士が近すぎます

7つ目のエラーとして、全画面インタースティシャルの追加がSearch Consoleのヘルプ記事に掲載されていました。
ただし現在は取り下げられています。

8月14日にインタースティシャルをレポート項目に追加

Search Consoleに発生したデータ異常を通知するヘルプページがあります。
The SEM Postによれば、インタースティシャルがモバイルユーザービリティのレポートの項目に追加されたことがこのページに掲載されていたようです。

August 14にインタースティシャルを追加

August 14にインタースティシャルを追加

August 14
Having a full-page interstitial popup on a web page began to be logged as a mobile usability error. Websites with these popups may see their mobile usability error rate jump starting that date.

8月14日
ウェブページの全画面のインタースティシャル ポップアップが、モバイルのユーザービリティ エラーとして記録され始めました。こうしたポップアップを利用しているウェブサイトでは、モバイル ユーザービリティ エラー率がこの日から大きく上昇し始めているかもしれません。

取り下げ

「掲載されていたようです」と書いたのは、現在はこの報告がなくなっているからです。
取り下げられた理由は不明です。

このページは予告を通知するページではなく、すでに起こった事実(異常)を報告するページです。

「8月14日に始めた」と過去形 (began)で書いてあります。
まだ8月14日になっていません。
うっかり公開してしまい、慌てて取り下げたのかもしれません。

あるいは実施の予定はあったけれど、何らかの事情で中止あるいは保留にしたのかもしれません。

インタースティシャルがモバイル検索のランキング要因になりそう

ヘルプから取り下げられたといえ、モバイル検索での評価を下げるランキング要因にインタースティシャルをGoogleが組み込む可能性がおおいにあります。

GoogleのZineb Ait(ジネブ・アイト)氏は、この記事を書いたJennifer Slegg(ジェニファー・スレッグ)氏とツイッターで次のようにやりとりしています。

(スレッグ氏)アプリのインタースティシャルの新しい変更は、今の時点では単なるエラー通知ですか? モバイルの順位を下げる要因にいつなるか予定は決まっていますか?

(アイト氏)今のところは、インタースティシャルは避けるように強く推奨しているだけです。モバイルフレンドリーテスト ツールに追加することを真剣に検討しています。ですが、正確な日程はまだ決まっていません。

Gary Illyes(ゲイリー・イリーズ)氏やMaile Ohye(マイリー・オーイェ)氏も、インタースティシャルがランキング要因に組み込まれる可能性をほのめかしていました。

ランキング要因に追加する前に、まずエラーレポートとして警告するという段階を踏んだ変更があっても不思議ではありません。

UXの観点からインタースティシャルを撤廃すべし

ランキング要因にならなかったとしても、ユーザー体験の観点からGoogleはインタースティシャルを推奨していません。

アプリのダウンロードを促す全画面のインタースティシャル広告が、モバイルユーザーにどのような影響を与えているかの調査データをGoogleは最近公開しました。

次のような結果が出ています。

  • Google のインタースティシャル ページにアクセスしたユーザーのうち 9% が「アプリを入手」ボタンを押していました(このユーザーのうち数パーセントは既にアプリをインストールしているか、アプリストアでのダウンロードを完了しませんでした。
  • Google のページから離れたユーザーは 69% でした。これらのユーザーはアプリストアを訪れることもなく、Google モバイル サイトの閲覧も中止しました。

「アプリをダウンロードしたユーザーが9%」という数字は、広告としては一定の成果が出ているのだと思います。
しかし問題は、2つめです。
3分の2以上のユーザーが、ダウンロードするどころかそのまま直帰しています。

コンテンツを見ようとしたのに関係のないダウンロード画面が表示されて困惑したり広告と気づいてウザいと感じたりして、戻ったのでしょう。

理由はどうであれば、全画面のインタースティシャルはユーザー体験を低下させ、ユーザーエンゲージメントを妨げる要因になっていることをGoogleは証明しました。

Googleは次のように記事の最後に書いています。

……このインタースティシャルを完全に廃止することにしました。Google サービスでユーザー数が増えたことはプラスの変化です。この結果を見て、ウェブマスターの皆様にはプロモーション インタースティシャルの使用を再考していただければと思います。邪魔なものを取り除いて、モバイル ウェブのユーザー エクスペリエンスを向上させましょう!

「インタースティシャルが嫌い」というユーザーは多いのではないでしょうか?
あなたはどうですか?

サイト運営者としてインタースティシャルを採用したい気持ちがあることは理解できます。
しかしユーザーの立場からは気分がいいものでは決してありません。

SEOの観点からもUXの観点からも、インタースティシャルはプラス面よりもマイナス面が多いと言えます。
もしインタースティシャルを利用しているのであれば、撤廃を検討すべきでしょう。

P.S.
広告主さんや広告掲載メディアさんには失礼かもしれませんが、個人的には、スマホだけではなくてPCでのインタースティシャル広告も滅んでほしいと願ってます。

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