2009年に検索エンジン業界にもっとも大きな衝撃を与えた出来事の1つに、Yahoo!とMicrosoftの検索事業分野における提携の合意が挙げられます。

実現に向けての最大の難関と思われていた米司法省の承認がついに下り、Yahoo!からBingへの移行がいよいよ本格的に始まります。

提携の細かな合意内容に関してはSEMリサーチで渡辺隆広さんが非常に丁寧にとまとめてくださっているので、そちらを参照していただくといいでしょう。

僕の記事では、僕たちウェブマスターにとって気になると思われる部分についてまとめます。

移行スケジュール

少なくとも2010年末までには完了させたいとしています。
重要な部分の移行はホリデーシーズン(11月の第4木曜日にあたるサンクスギビングデーからクリスマスくらいまでの期間)までに間に合わせたいとのことです。
ただし状況によっては2011年まで延びることもあります。
グローバルでの移行は2012年早期を目標にしています。
したがって日本は早くても2年後ということになりますね。

置き換わるもの、置き換わらないもの

置き換わるものは、簡単に言うと、検索順位を決定するアルゴリズム、システムです。
Yahoo!は現在はYST(Yahoo! Search Techonolgy)と呼ぶ検索システムに基づいて検索結果を導き出しています。
Microsoftが運用するBingがこれにとって変わります。
100%ではないかもしれませんが、Yahoo!とBingの検索順位が同じくなると考えていいのではないでしょうか。

一方置き換わらないものは検索ページのユーザーインターフェースです。
UIはYahoo!が引き続き独自に提供します。

Yahoo! Seach Blogは、下記のような項目をYahoo!が引き続き管理するUIコンポーネントの例として挙げています。

  1. 画像検索やスポーツ、地域情報などYahoo!が提供する他のコンテンツとの連動
  2. バーティカルサーチ(Googleのユニバーサル検索に相当)の提供
  3. Search PadSearch Scanなどのツールの提供

Yahoo.comのSERP

ユーザーが目にするUIは置き換わることなく、バックグラウンドで働く検索システムが置き換わるということです。
検索システムの置換えなどという大きな変化が裏で起こっていたことに、一般ユーザーは気付かないかもしれませんね。

Yahoo! Site ExplorerとYahoo! SearchMonkey

Yahoo!に翻弄され続けてきたウェブマスターとしてYahoo!がBingに置き換わるのは嬉しいことですが(笑)、気が気ではないのがYahoo! Site Explorerの行く末です。

このツールが無(亡)くなればバックリンクリサーチに大きな支障がでてきます(YSEがなくなるということは、link:やlinkdomain:も使えなくなるということになるはず。Bingのlink:は使いものにならない。Bing Webmaster CenterではGoogleウェブマスターツールのように管理サイトのバックリンクしか見れない。)

Yahoo! Developer Network Blogによれば、こちらに関してはまだ道筋が定まっていません。
ウェブマスターたちにとってベストな対応をしていきたいとのことです。
少なくとも何らかの見直しは図られるようです。

Yahoo! SearchMonkey(日本のYahoo!検索プラグイン)も両者でアイディアを共有し何がベストかを今後煮詰めていくそうです。

日本のYahoo!もBingに置き換わるとの正式な発表は出されていません。
また置き換わるとしても2年後の話になります。
とはいえ、「Yahoo! ⇒ Bing」への移行は僕たちにとって大きな大きな影響を与えることは間違いありません。
引き続き情報収集していきましょう。

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