[対象: 全員]

Googleのウェブスパムに対する手動対応(ペナルティ処置)について新たに(僕が)知ったことをこの記事では紹介します。

まずは米GoogleサーチクオリティチームのMatt Cutts(マット・カッツ)氏によるウェブマスター向けQ&Aビデオからです。

ウェブスパムへの手動対応に対してGoogleは基準を設けているのか

主要ポイントをまとめます。

  • Googleに批判的だからといって手動でスパム扱いすることはない。
  • クローキングや不正なリダイレクト、中身のないアフィリエイトサイトなどランキングを操作しようとする一般的なウェブスパムに対しては明確なガイドラインを設けて判断している。
  • 手動対応チームができて以来、対応は首尾一貫している。
  • スタッフには教材を準備しトレーニングさせている。
  • 新しいスタッフに対しては、どんなふうにウェブスパムを扱うかを先輩スタッフがそばで見ながら指導、アドバイスする“Shadowing”を行なっている。
  • 新しいスタッフが診断したウェブスパムは最初の数回はチェックされフィードバックを受ける。
  • 1人でできるようになった後でも、ときおり抜き取り検査して首尾一貫しているか質をチェックする。
  • 検索エンジンだまそうとそするあらゆるスパムに対応できるように常にトレーニングしている。
  • コンセンサスを得るために「これはスパムだ、いやスパムじゃない」と話し合う分析的なセッションを持つこともある。
  • スパマーの想像力には驚かされることもときにはあるが、ほとんどの場合は比較的はっきりしたスパムが多い。
  • 狭い視野にとらわれず全体像を見ている — スパムを繰り返している、過去に厳しくスパム対処された、サイトがマルウェアに感染したりハッキングを受けたりしたことがあるなど包括的に見ている。
  • 品質ガイドラインに載っていない新たなスパム手口であったとしてもユーザーエクスペリエンスを損ねないように放置せずきちんと対処する。
  • 再審査リクエストに対して公平に扱う。

首尾一貫した明確な基準を設けてきちんとトレーニングしているとのことです。

不自然なリンクへの手動対応について

次は昨日開催された日本のGoogleサーチクオリティチームによるGoogle+でのハングアウトからです。

2回目の今回のテーマは「再審査リクエスト」です。
金谷さん田中さんが事前に募集した僕たちからの質問に回答してくれました。

再審査リクエスト全般についてのQ&Aでしたが、僕にとって印象的だった不自然リンクについての回答を2つをピックアップします。

1. 不自然リンクへの手動対応は自動解除される

手動対応(手動のペナルティ)には、対処が取られる期間が設定されることがあります。
たとえば「60日間は検索結果に出ないようにする」といった具合です(詳しくはこちらの記事で)。

この期間が過ぎた後は手動対応は失効します。
つまりペナルティは解除されるのです。

有料リンクや人工リンク、リンク集への無分別な登録などランキングを不正に操作しようとする不自然なリンクに対しては手動対応が与えらるようになったのは僕たちのよく知るところです。

期限切れによる手動対応の解除は「不自然なリンク」に対しても適用されるのだそうです(と言うよりもむしろ、すべての手動対応には期限切れがあるようなニュアンスに僕は受け取りました)。

不自然リンク警告を受けてランキングが下がっても何も対処しなかったのに、また元の順位に戻る事例を聞いたことがあります。
ともすると、それは手動対応が期限切れを迎えて取下げられたせいかもしれません。

ですが、「なら、警告なんか無視した方がいい」というのは浅はかな考えです。

依然としてガイドライン違反が残っているようなら、再び目視によるチェックによって見つかるでしょう。
しかも品質ガイドラインに違反したリンク操作をして手動対応を過去に受けたという記録は残っています。
2度目の手動対応はもっと厳しいものになるかもしれません。

これは2年前にMatt Cutts氏から僕が直接聞いたことでもあります。

「逃げ得」はあり得ないということですね。

もっともGoogleによる警告以前に、そのサイトに信用を損ねるような怪しいリンクがたくさん張られいることのほうが問題で、ユーザーへの信頼度を保つためにも不自然なリンクは外すべきだと金谷さんはアドバイスしていました。

2. ウェブマスターツールのリンクレポートがすべてではない

問題となっている不自然なリンクを探し出すにはGoogleウェブマスターツールの外部リンクレポートを利用します。

ところがこのリンクレポートは完全なデータではありません。
このレポートに出ていないリンクが問題になっていることもあるそうです。

この事実に気付いていた人もいるはずです。
スイスGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏も認めていました。

ウェブマスターツールのレポートはあくまでもサンプルになります。

とはいえ、サードパーティ製のツールを使う必要があるかと言ったらそれは不要だと金谷さんは言っていました。

ウェブマスターツールのデータで、不自然だと判断されるリンクのパターンを把握して該当するものを除去するようにとのことでした。

新しい取り組みとして不自然なリンクのサンプルを示すメッセージを送ってくることがあります。

問題となっているすべてのリンクではなく数本のサンプルしか示さない理由もパターンを知ってもらうためです。

Googleからしてみたら、「そういうリンクを張ったのは自分または自分が依頼したSEO業者なのだから、どこにどんなリンクを貼ったのかのか知っているはずで、傾向が分かれば外すべきリンクを判断できるだろう」という言い分なのでしょう(僕はあながち間違ってはいないと思います)。

このほかにも再審査リクエストについて参考になる情報を昨日のハングアウトではたくさん提供してくれました。

録画ビデオがのちほどYouTubeで公開されると思います(今はまだ非公開状態です)。
僕からの詳しいレビューは来週以降のWeb担当者Forumの連載コーナーで書くつもりです。

ということで、日米、両方のGoogleサーチクオリティチームの人から聞いた再審査リクエストにまつわる、あなたが知らなかった(かもしれない)事実をこの記事では紹介しました。

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