Googleで上位表示しているサイトは、Facebookのシェアの数が多い傾向にあり、Twitterのツイートよりもその傾向が大きいという調査データを、SEOmozのRand Fishkin(ランド・フィッシュキン)氏が公開しました。

この調査によれば、GoogleのランキングとFacebookのシェアには非常に高い相関関係が見られたそうです。

Web担当者ForumのSEOmozコーナーでの翻訳記事掲載にはしばらく時間がかかりそうなことと、僕の海外&国内SEO情報ウォッチがゴールデンウィーク明けまでお休みなので、Web担の安田編集長のOKをもらって速報という形でこのブログで簡潔にレポートします。

本題に入る前に「相関関係」について確認しておきます。

「相関関係」と「因果関係(原因)」は別モノです。

ランド・フィッシュキン氏のイルカを使った例え話を紹介します。

群れの先頭で泳ぐイルカには、次のような特徴が見られます。

  • 大きな背ビレを持っている
  • 水をかく力が強い
  • 傷跡が多い

つまり、「先頭で泳ぐイルカ」と上の3つには相関関係があると言えます。

では因果関係があるかというと必ずしもそうとは言えません。

最初の2つ、「大きな背ビレ」と「水をかく力が強い」は因果関係(原因)にもなっていそうですね。
大きな背ビレを持っているから、水をかく力が強いから、先頭で泳いでいると判断するのは正しいでしょう。

では、3つ目はどうでしょうか?

「傷跡が多い」から先頭を泳ぐのでしょうか?
ヒレが小さくて、水をかく力に劣っていて、いつも最後尾を泳いでいる弱々しいイルカにわざと傷をつけたら、先頭を泳ぎ始めるでしょうか?
そんははずはありませんね。

先頭を泳いでいるために、競いあって喧嘩したりとか、何かにぶつかったりする機会が多くて、おそらく傷がつくんでしょうね。
先頭を泳いだから傷がつくのであって、傷がついているから先頭を泳ぐのではありません。

暑い日にはかき氷が売れます。
「気温が高いこと」と「かき氷が売れること」には相関関係がありそうです。
じゃ、かき氷をたくさん売ったら気温を上げることができるのかといったら、どうですか?

相関関係と因果関係はイコールではないことが分かってもらえたでしょうか。
両者の考え方については、安田編集長が書いた『相関関係と因果関係は別モノだ&Web担の解析データから相関係数表を大公開』が詳細に解説しています。

では本題に入りましょう。

ランド・フィッシュキン氏は、Facebookの「シェア」・「いいね!(Like!)」の数とTwitterのツイートの数と、Googleの上位表示サイトの相関関係を調べました(その他のソーシャルメディアの指標も含んでいます)。

すると、いちばん相関関係が高かったのはFacebookのシェアの数でした。
Google上位表示のサイトはFacebookのシェアの数が多い傾向にあったのです。

Twitterでの言及でもなく、Facebookでの「いいね!」でもなく、Facebookの「シェア」の相関関係がいちばん高いという結果が出ました。

さらに被リンクの数よりも相関関係が高かったのです。

予想外に思えませんか?

僕からするとTwitterがいちばん相関関係がありそうな気がしますが、そうではなかったんです。

しかも「いいね!」でもなかったんです。

どんな調査でどんなデータを集めたかは元記事を読んでもらうか、Web担での翻訳記事が出たときに確認してください。
ここでは結果だけを端的に紹介しておきます。

忘れてはいけないのは、初めに説明したように「相関関係」が見られたということです。
「因果関係」ではありません。

上位表示しているサイトにはFacebookのシェアの数が多い傾向にありました。
だからといって、Facebookのシェアが多ければ上位表示できると結論付けてはいけません。

ランド・フィッシュキン氏は、Facebookのシェアが多いコンテンツはリンクが多いとも考えられるので、それが影響して高い相関関係が見られたのかもしれないとも推測しています。

ところが、リンクの影響を考慮に入れたデータにおいてもFacebookのシェアはGoogleの上位表示と依然として高い相関関係を示しました。
一方で、Twitterのツイートの数との相関関係はリンクを考慮に入れるとガクンと下がったのです。

WebmasterWorldでは、この調査結果を見たフォーラム管理者のtedsterが、詳しく調べたわけではなく今の時点での印象だとことわったうえで、次のようにコメントしています。

FacebookはTwitterよりも効果が長く続く。Twitterはもっと期間が短くて、旬な話題に影響している。でも効果がある間はFacebookよりも順位が大きく跳ね上がる。

直接的か間接的かはともかくとして、FacebookはSEOとって無視できない存在になっているのかもしれませんね。
※だからといってFacebookスパムをやっては絶対にダメですよ。

SEOmozのランド・フィッシュキン氏は、FacebookのシェアがGoogleのランキングにどのように影響しているのか調査を続けるとのことなので続編の公開を待ちましょう。

P.S.
FBの「いいね!」と「シェア」って違うんですね。
僕はFBをやっていないので、そもそも2つあることすら知りませんでした。
この記事を読んで違いを理解しました。
ただ仕様の変更も頻繁にあるようで、シェアボタンがいずれなくなるとかなんとか。
それでもとりあえず観察を兼ねて僕のブログでは「いいね!」ボタンから「シェア」ボタンに変えてみました。
FBユーザーのみなさんは、これからは「いいね!」ではなく「シェア」でお願いします。w

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Comments

  1. By イーグルワン on

    はじめまして。グーグル検索で本文中の上部に表示される広告。背景が薄いピンク。検索結果と区別できないです。ペナルティじゃないでしょうかね(笑)。

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    AdWords広告のエリアですよね。
    ピンクだったり黄色だったり青だったり、何度か変更されてます。

  2. By かずき on

    タイトルが「Gooogle」になってますよ!
    “o”が一つ多いです!

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    とっても恥ずかしい間違いですね。(ーー;
    ご指摘ありがとうございました。

  3. By on

    SEO的には「いいね」よりも「シェア」の方が適しているのだとしても、シェアするものに興味のある人、ない人関係なく全てのfacebookの友達のウォールに表示させるとなると気軽に「シェア」は押せないですね。とくにビジネス関連の記事などは・・・

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***
    「いいね」に比べると「シェア」は押しづらい、押すのに抵抗があるというのは他の読者さんからもご指摘いただきました。
    僕はFacebookユーザーではないので、貴重な情報をありがとうございます。

    ただ「いいね」の数にこだわっているわけでもなく実験も兼ねてるので、しばらく続けてみることにします。

  4. By anonymous on

    日本語の検索上位はZENRINと提携している
    会社の有料情報が上位に転載されてますよね
    日本もこれからFacebookとかTwitterよりになっていくのでしょうか

    *** Reply from Suzuki Kenichi ***

    日本もこれからFacebookとかTwitterよりになっていくのでしょうか

    SEOとソーシャルメディアは相反するものではなので、両方を取り入れてプロモーションしてくのが賢いやり方になるでしょうね。

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