ページ数の多さはオーソリティに関係するのか

Googleにとって、ウェブサイトの大きさ、つまりページ数の多さというのはオーソリティを判断するのに影響を与えるのか、という質問にMatt Cutts(マット・カッツ)氏が回答しました。

Does the size of a website affect its authority in Google?

基本的には与える影響はゼロだね。
オーソリティは、ページ数の多さとか何ページインデックスされているかで、決まるものじゃない。

オーソリティはページに入ってくるリンクで決定するんだ。
僕たちは、PageRankで分かるリンクで、どのくらいクロールするかを決める。

1万ページ持っていたとしても2本しかリンクがなければ、リンク先がトップページであっても内部ページであっても、そこから数ページ先へしか行かければ、残りのすべてのページを見つけられないかもしれない。

ページ数だけを増やしてオーソリティを得ることができたとしたら、おかしな噂として広まって、みんな同じことをしようとするだろうね。

単に大量のページを作っても、何の役にも立たないよ。

自分のマーケットを調べて、話題になったり口コミで広がったりして、リンクが集まる工夫をしたほうがいい。そうすれば、もっと深くまでクロールするから。

ページ数が多いだけじゃ意味がないし、そんなことに気を取られることはないよ。

ただやみくもにページを増やしても、サイトの権威度は上がらないということですね。

Matt Cutts氏は言ってはいませんが、中身のないページを増やすのは意味がないということを伝えようとしているんだと思います。

コンテンツとして価値のあるページ数は、どんどん増やすべきです。
有益な情報としてリンクが集まるでしょうし、新しいキーワードでのアクセスも期待できるかもしれません。

自動ツールを使って意味のよく分からない文章を作り上げたり、RSSで他人の記事を羅列するだけのスクレイピングサイトは、放っておいても勝手にページが増えていきます(具体名は挙げませんが、このブログもあちこちのジャンクなサイトにRSSで記事をコピーされてます。まぁ、それでもリンクバックしていれば、良心的といえば良心的できですけどね。)。

そんなサイトには一銭の価値もなく、オーソリティなど与えられるはずがありません。

同じ時間を使うなら、“カス”ページを1,000ページ作るよりも、ユーザーに支持されるページを1ページ作りましょう。