問い合わせ先情報をGoogle検索で適切に表示させるためのベストプラクティス

[レベル: 初級]

電話番号やメールなどの問い合わせ先を検索結果に適切に表示させるためのベストプラクティスを Google は検索セントラルブログで解説しました。

検索セントラルブログで、日本語の翻訳記事が出るまでにはたいてい 2 〜 3 週間かかります。
英語で読みたくない人のために、この記事で要点を紹介します。

サイトに問い合わせ情報を掲載する

サイト訪問者にも Googlebot にも見つけやすいように問い合わせ先の情報をサイトに掲載します。
たとえば、次のようなやり方があります。

  • トップページのフッターに掲載
  • メニューに含める

問い合わせページを Googlebot がクロール/インデックスできることを確実にしておきます。
問い合わせページの URL をサイトマップに追加するのもいいでしょう。

すべての問い合わせ手段を提示する

提供している問い合わせ手段をすべて提示します。

  • メール
  • チャット
  • ソーシャルメディア
  • 電話番号

など

録音メッセージの電話

電話でのサポートを提供していない場合は、そのほかの問い合わせ手段があることを説明するメッセージを流す電話番号を用意することを検討します。

こうすることで、問い合わせ先の電話番号を探しているユーザーに対して公式の電話番号を Google が検索結果で表示できます。
と同時に、公式ではない第三者の電話番号が検索結果に出てしまうことを防ぐことにも役立ちます。

📝すずきメモ: 電話サポートを提供していないビジネスで、こうした方法を取り入れている事例を僕は知らないです。でも電話を好む人もいるはずで、とりあえず正式な電話番号がわかるのは良いアイディアだと感じます。

サポートを委託しているときは明確にする

外部機関にサポートを委託している場合は、そのことを問い合わせページに明記しておきます。
その外部機関が正式に委託されていることをユーザーは認識できます。

逆に、外部機関には委託しないときは、どこにも委託してないと問い合わせページに記載してもいいでしょう。
委託先だとユーザーが信じてしまわないように注意喚起できます。

強調スニペットと data-nosnippet タグの利用

問い合わせページを適切に提供できていると、強調スニペットに表示される可能性が高まります。

強調スニペットに掲載してほしくない問い合わせ関連の情報があるときは、data-nosnippet タグを使えば強調スニペット(と通常スニペット)での表示から除外できます。

GMB プロフィールの作成

ローカルビジネスを運営しているのであれば、Google マイビジネスのプロフィールを作成します。
できるだけ多くの情報を正確に登録しておきます。

ローカルビジネス向けの構造化データをマークアップすることも検討します。

簡単に適切に問い合わせ方法を見つけられるビジネスは信頼性が高まります(もっとも、電話番号はすぐに見つかってもなかなか繋がらないのは信用度が激オチしますが)。
Google が提案した問い合わせ先ページのベストプラクティスを参考にして改善に役立てましょう。