【2020年末商戦向け】Google社員が解説するECサイト向けSEOのベストプラクティス

[レベル: 中級]

EC サイト向けの SEO で大切なことを Google の Daniel Waisberg(ダニエル・ウェイズバーグ)氏が動画で解説しました。
この記事では、要点をまとめて紹介します。

商品詳細ページ

商品詳細ページでは、次のような掲載項目が重要です。

  • 写真: 高品質、いろいろな角度から撮る。商品の見た目をユーザーがよくわかるし、画像検索でも見つけやすくなる
  • 説明: 商品の特徴や仕様を含めて詳細に書く。Google 検索でもサイト内検索でもユーザーが検索するときの手助けにもなる
  • 購入時の詳細: 在庫や値段、配送方法、税などの情報
  • レビューと評価: ユーザーの購入決定の参考になる

Wikipedia のような長々とした記事コンテンツは不要ですが、購入するかどうかの参考になる情報は商品詳細ページにはできるだけたくさん掲載したほうがいいでしょう。

構造化データ

商品の構造化データを商品詳細ページにマークアップします。
ウェブ検索と画像検索でリッチリザルトを表示できるからです。

商品リッチリザルト

商品リッチリザルト

リッチリザルトに関しては説明は不要ですね。
表示できる項目を増やすために、必須プロパティだけではなく推奨プロパティも可能な限りマークアップしましょう。

Merchant Center

Merchant Center から商品フィードをアップロードすると次のような利点があります。

  • 値段や在庫の情報の更新が速い
  • より多くのデータを Google に提供できる
  • 操作できることが多い: たとえば構造化データの場合はウェブページの再クロールが必要だが、Merchant Center からフィードを更新すればすばやく更新できる(すずき補足: 30 分程度)

構造化データでもマークアップしている場合は、Merchant Center のフィード情報が優先されます。

Merchant Center に Google が力を入れ始めているように僕は感じています。
日本でも、[ショッピング] タブの無料リスティングが始まりましたね。

 Google に掲載が無料

※「無料のクリック数」がレポートで確認できる

サイトを介さずに、Google の検索結果から商品を直接購入できる「Buy on Google」の手数料が米国では 7 月から無料になりました。
ほかの国でも今年後半(もう後半ですが)か 2021 年に無料になる予定です。

日本でも申し込みは Merchant Center 経由で始まっています(「Buy on Google」の日本名は「Google での販売」らしい)。

Google での販売

有料のショッピング広告を利用しなくても、SEO 領域として Merchant Center を EC サイトでは活用できそうです。
僕もまだ勉強中で、新しく学んだことはこのブログで共有していきます。

Google アナリティクスと Search Console でのトラッキング、分析について Waisberg 氏はこの後動画で解説しています。
どちらもすでに使っているはずだし、動画では基本的な機能の紹介だけなのでここでの紹介は省略します。

年末商戦がまもなくやってきます。
新型コロナの影響で、外出しないオンラインショッピングの需要は間違いなく増加するでしょう。
この記事で紹介したことも参考にして、売上アップに取り組んでください。