Search Consoleのドメインプロパティ追加で自動DNS確認が可能に、しかし日本のプロバイダは未対応

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Search Console でドメイン プロパティを追加する際には、DNS を構成する必要があります。
自動で DNS 確認できる仕組みを Google は提供しました。

TXT レコードを追加なしで自動で DNS 確認

ドメイン プロパティを追加するためには、指定された TXT レコードをサイトのドメイン名を登録している DNS サーバーに追加します。
しかし、追加という作業が別途発生するし、それ以前に追加が難しい状況もあります。
そこで TXT レコードを手動で追加することなしにドメイン プロパティを Search Console に登録できるようになりました。

とはいえ無条件ということでもなく、特定のプロバイダの DNS サーバーを利用しているサイトに限られます。
現状では 5 つのプロバイダが対応しています。

  • Gandi.net
  • GoDaddy.com
  • internet.bs
  • Name.com
  • 1&1 IONOS
    • ionos.co.uk (1&1)
    • ionos.com (1&1)
    • ionos.es (1&1)
    • ionos.de (1und1)
    • ionos.fr (1&1)

※1&1 IONOS は各国版に分かれている

ドメイン プロパティを登録するときにこれらのプロバイダを選択できます。

DNS レコードでのドメイン所有権の確認

これらのプロバイダの DNS を利用しているのであれば、TXT レコードの追加なしでドメインプロパティを登録可能です。
これらのプロバイダを利用していない場合は、今までどおりに TXT レコードを手動で追加します(「任意の DNS プロバイダ」を選択)。

残念ながら、日本でよく使われているプロバイダは含まれていません。
自動 DNS 確認は便利な機能に思えるので、対応するプロバイダが増えていくことを期待しましょう。