制限付きユーザーを追加できる「権限」機能をGoogleウェブマスターツールが実装

[対象: 全員]

実行可能な操作や表示可能なレポートに制限をかけたユーザーを追加することができる「権限」機能が、Googleウェブマスターツールに実装されました。

これまでは、ウェブマスターツールにアクセスできるユーザーは「所有者」としてすべての操作、すべてのレポート閲覧が可能でした。

「サイトの確認」を行うことなく別の管理ユーザーをサイト所有者は追加できますが、追加された管理ユーザーもまた「所有者」であり完全な管理権限を持ちます。

今回登場したのは、「フル ユーザー」と「制限付きユーザー」という2つのレベルの管理ユーザーです。
以下はヘルプページの説明の一部引用です。

  • サイトの所有者: 所有者はそのサイトを完全にコントロールできます。サイトのすべてのデータを表示でき、サイトの操作をすべて行うことができます。
  • フル ユーザー: フル ユーザーは、すべてのデータを表示することができ、サイトの操作をほとんど行うことができますが、ユーザーや所有者を追加、削除することはできません。
  • 制限付きユーザー: 制限付きユーザーは、ほとんどのデータを表示することができ、一部の操作を行うことができます。

「所有者」は今までの管理ユーザーのことで何でもかんでもできる、「フル ユーザー」は所有者に近いけれど他のユーザーの管理や大きな影響をサイトに与えるごく一部の変更は実行できない、「制限付きユーザー」はレポートを見るだけ、簡単に言うとこんな感じですね。

各レベルのユーザーが利用できる機能の一覧は同じヘルプページで確認できます。

制限のかかった管理ユーザーを追加できることは、社内の複数の人間でウェブマスターツールにアクセスするインハンスSEOや社外のSEOコンサルタントに協力してもらっているサイトでは非常に有用な機能です。

たとえば、新人や上司がウェブマスターツールのレポートを閲覧することを許可したい場合、今までだったら共通のユーザーIDを持つか彼らのアカウントを「サイト所有者」として追加しなければなりませんでした。

“余計なこと”をされるかもしれませんでした。
管理サイトがインデックスから消えてしまい調べてみると、管理者が知らないところで誰かが機能を十分に理解しないまま「URL削除」ツールを使ってサイトを丸ごと削除したことが原因だったなんていう笑えない事件を米国版のヘルプフォーラムで見たことがあります。

「制限付きユーザー」として登録しておけばレポート閲覧だけが可能で、ほかにはFetch as Googlebotやサイトマップの送信テストなど、実際のサイトには影響を与えない操作のみが実行可能なのでサイトの設定を変更される心配はありません。

新人さんがウェブマスターツールの使い方に慣れてきたところで、「フル ユーザー」に格上げして日常の業務を任せればいいですね。
でも他の管理者を追加・削除したり、サイトの変更を行ったりということまではさせません。

外部の人間をウェブマスターツールにアクセスさせることが企業によっては難しいこともあります。
情報管理に厳格な企業や大きな企業になればなるほどそうなりそうです。

SEO担当者はSEOだけを業務にしていることはありませんから、ウェブマスターツールに頻繁にアクセスすることは難しいでしょうし、外部のコンサルタントのためにデータを報告するのも手間になることもあるでしょう。

そんなときは「制限付きユーザー」として登録して、「データだけそっちで見ておいてください」と委任できますね。

制限付きユーザーを追加する方法は簡単です。

左メニューから [サイト設定] – [ユーザー管理] とたどると、ページ右上に「新しいユーザー」というラベルの赤いボタンがあるのでそれをクリックします。

追加したいユーザーのGoogleアカウントのメールアドレスを入力し、「「制限付き」か「フル」かを権限」として選択します。

ウェブマスターツールで新しいユーザーを追加

Googleウェブマスターツールを複数人で利用したいけれど制限をかけたい、こんなケースで待ち望まれていたのが「権限」の機能です。