IPアドレス分散は、SEOに本当に必要か?

被リンク元のIPアドレスは分散させた方がSEOに効果がある、最近話題になっているSEOテクニックの1つです。

IPアドレスの分散が本当に必要なのかどうかは意見が分かれます。

同じIPアドレスのサイト同士で過度に相互リンクしあうとペナルティの対象になるかもしれない、という記事を書いたことがあります。

このときは、1台のサーバーで9つのサイトを運用したケースでした。

それでは、1台のサーバーだけれども、サイトに割り当てられたIPが異なり、しかもそのIPアドレスはクラスCでも異なる場合はどうなのでしょう?

WebmasterWorldでのディスカッションからの情報になります。

質問者は、1台のサーバーで、2つのサイトを運用しています。
それぞれのサイトには、固有のIPアドレスを割り当てています。
※コンピュータには、複数のIPアドレスを割り当てることができ、ウェブサイトに個別に指定できる

2つのIPアドレスは、クラスC以上で分散されています。

IP分散という点では問題ありませんが、サイトをホストしているコンピュータは共有しているので、物理的には同じ1台のサーバーになります。

Googleには、同じサーバーでホストされているサイトだということが分かるでしょう。

この2つのサイト同士でリンクしあった場合、リンクの効果はどうなるでしょうか?

フォーラムアドミニストレータのtedster氏は、問題ないと回答しています。

彼自身、同じIPアドレスのサイト同士で相互リンクしあっていますが、何らペナルティを受けていません。
異なるIPアドレスのサイト同士のリンクよりは、リンク価値が減るかもしれないけれど、気にしていないそうです。
ペナルティを受けるかどうかということなら、やりすぎなければ心配することはないだろうとのこと。

tedster氏は、クラスC以上でのIPアドレス分散については、騒がれすぎであって、Googleは他にもさまざまな要素でリンクを評価しているので、それほど気にしていないと個人的な見解を述べています。

僕は、以前メルマガで書いたように、クラスC以上でのIPアドレス分散は、ランキングを上昇させるというより、リンクの評価が下がることやペナルティを受けるのを防ぐのに役立つ、というスタンスです。

あなたは、IPアドレスの分散についてはどのよう考えますか?