[レベル: 初級]

SEOを目的とするなら、サイト内の1ページとして作成したHTML形式のサイトマップは現在は不要です。
効率よくクロールさせたいのであればXMLサイトマップを使います。

Faber Company公式サイトのサイトマップページ

「SEOのためのHTMLサイトマップはいらない」とGoogleのミューラー氏

GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、Google+で次のようにコメントしています。

HTML sitemaps are fine, especially if they work for your site & users. Most sites don’t need them for SEO nowadays (we can crawl to every page normally and get support from an XML sitemap), so I wouldn’t go out of my way to create them. 

特に、サイトやユーザーにとって役立つのならHTMLのサイトマップを利用するのはいいことだ。だがほとんどのサイトはSEOのためにはHTMLサイトマップを近ごろでは必要としていない(すべてのページを私たちは普通はクロールできるし、XMLサイトマップの助けを得られる)。なので、私ならわざわざ作ったりはしない。

昔はSEOにも役立った

2010年10月にアップロードしたウェブマスター向けの動画でGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏はHTML形式のサイトマップについて次のように説明していました。

HTMLサイトマップも設置したほうがいい。HTMLサイトマップはユーザーだけでなく、PageRankをサイト中に配分できるから検索エンジンにとっても有効だ。

HTMLサイトマップがあれば、すべてのページにアクセスできることを保証できる。

グーグルウェブマスターツールの管理画面からXMLサイトマップを送信するのと併せて、HTMLサイトマップを設置することを絶対に推奨する。

便利で使いやすいからユーザビリティを高めるし、検索結果も良くなるかもしれない。

マット・カッツ氏の説明を聞くとHTMLサイトマップを設置したくなります。

しかしもう5年近く前の話です。
内部リンク構造がよほど悪いサイトでない限りは、HTMLのサイトマップがGooglebotのクロールを手助けすることは今はないのでしょう。

インデックスさせるページのクロールを促進したいのであれば、HTMLサイトマップに頼るのではなくXMLサイトマップ(とRSS/Atomフィード)をGoogleに送信します。

ユーザビリティ目的なら今でも役立つ

ここで注意したいのは、SEO目的ならHTML形式のサイトマップは不要だということです。
本来、サイトマップはユーザーのために作るものです。
それを検索エンジンが利用していたに過ぎません。

サイト訪問者のユーザビリティを向上させることが目的ならHTMLのサイトマップは今でも役立つことがあります。
サイトのなかにどんなコンテンツがあるかを調べたり目的のコンテンツのページにたどり着いたりするために便利に使ってもえることもあるでしょう。

この記事の冒頭で、Faber Company(僕が所属している会社です)のリニューアルしたコーポレートサイトにあるサイトマップページのキャプチャを掲載しました。

このページはもちろん、検索エンジンのためではなく訪問者のために設置しています。

HTMLサイトマップの位置づけを最後にまとめます。

  • SEOを目的とするならあえて作る必要はない(代わりにXMLサイトマップを使う)
  • ユーザビリティ向上を目的とするなら設置する価値はある

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