Googleのアンサーボックスに参照先リンクがある時とない時の違い

[対象: 中級]

Googleのアンサーボックスには参照先のリンクが表示される場合と表示されない場合があります。
どういった場合に表示されどういった場合に表示されないのかが明らかになりました。

一言でいえば、幅広く知られている普遍的な事実かどうかの違いによります。

Search Engine LandがGoogleから説明を受けました。

幅広く知られている普遍的な事実かどうか

ウェブページの一覧とは別に、検索結果ページの上部に、クエリに対する回答を直接Googleは表示することがあります。
ワンボックスやアンサーボックスと呼ばれる機能です。

参照先リンクなしのアンサーボックス

下の2つのアンサーボックスには、情報源となるソースを示す参照先のリンクは何も出ていません。

「安部首相の誕生日」のアンサーボックス

「イタリアの首都」のアンサーボックス

「安部首相の誕生日」も「フランスの首都」も、普遍的な事実です。
いろいろなところで知ることができ、大多数が知っているかあるいは簡単に知ることができます。

こういったケースでは、その事実をアンサーボックスにそのまま表示します。

参照先リンクありのアンサーボックス

一方、こちらのアンサーボックスには情報源となるソースを示す参照先リンクが出ています。

「全米オープンとは」のアンサーボックス

「SIMフリーとは」のアンサーボックス

それほど幅広く知られていない情報だったり、その説明をウェブページから取得したりする場合は、参照元ページのタイトルとURLを表示します。

Wikipediaが参照元としてよく引用されます。
しかしGoogleとは特に関わりがない一般サイトの情報が利用されることもあります(下の例)。

アンサーボックスが表示されることで検索トラフィックを失ってしまうサイトが存在する一方で、アンサーボックスの情報源として採用されることで検索トラフィックが増えるサイトもあるはずです。
アンサーボックスのソースとして利用されるコンテンツを作るのも挑戦してみたいSEOです(実践しているサイトがありますね)。