[レベル: 上級]
この記事では、INP を手軽にチェックできる Chrome 拡張を 2 つ紹介します。
INP は、ウェブページの反応性を測定する UX 指標です。
Google が試験的に導入し、FID の置き換わりとしてコア ウェブ バイタルに組み込まれる可能性もあります。
こちらの記事で INP の詳細を説明しています。
【Google 純正】Web Vitals
1 つ目の拡張 は Web Vitals です。
Google 純正の拡張です。
新しい拡張ではなく、コア ウェブ バイタルが導入されたときから公開されていました。
最新バージョンは、INP の計測にも対応しています。
![Web Vitals で INP (Input to Next Paint) を計測](https://www.suzukikenichi.com/images/inp-extention1.png)
こちらは、INP(と LCP)が不良のページです。
![Web Vitals で INP (Input to Next Paint) を計測](https://www.suzukikenichi.com/images/inp-extention2.png)
Web Vitals の最大の特徴は、今見ているページのコア ウェブ バイタルをその場で調べられる点です。
サクッとチェックするときには便利です。
Chrome 拡張のほかにも PageSpeed Insights や Lighthouse、JS ライブラリなど INP を計測するツールを Google は提供しています。
詳しくはこちらを参照してください。
【サードパーティ製】Core SERP Vitals
こちらは、Chris Johnson 氏が作成したサードパーティ製の拡張です。
検索結果に出てきた URL のコア ウェブ バイタルを 検索結果に表示します。
試験段階の指標の INP(と TTFB)も対象です。
![Core SERP Vitals で検索結果にコア ウェブ バイタルを表示](https://www.suzukikenichi.com/images/inp-extention4.png)
自分のサイトと同じ検索結果に出ている競合サイトとのコア ウェブ バイタルを比較したり、難関キーワードで上位表示しているページのコア ウェブ バイタル状況を調べたりするのに役立つかもしれません。
なお、この拡張は Chrome ユーザーエクスペリエンス レポートのデータを取得しているので、利用するには Chrome UX Report API を事前に取得する必要があります(簡単に取得できる)。
INP 改善にさっそく取り掛かっている用意周到なサイト管理者は、この記事で紹介した拡張も利用してみてください。