[レベル: 中級]
Google Search Console のパフォーマンスレポートにおいて AI Mode のインタラクションがどのように記録されるかを Jean-Christophe Chouinard(ジャン=クリストフ・シュイナール)氏が検証しました。
検証の結果、AI Mode からのクリック数とインプレッション数はトラッキングされるものの、クエリデータはほぼ完全に匿名化されたままであることが判明しました。
検証結果キーポイント
検証結果から得られた主要ポイントをまとめます。
- AI Mode のトラフィックは、専用の識別子やフィルタなしで標準のパフォーマンスレポートに統合される。
- インラインリンク、サイドバーの引用、および「すべての引用を表示」リンクからのクリックはすべてトラッキングされる。
- AI Mode のクエリデータは、ほぼ例外なく匿名化される。
- 500 件のクエリから 101 件のクリックが発生したような大量のアクセスが発生しても、匿名化されたクエリデータが解除されることはなかった。
- Google リンク(例:Google マップへのリンク)を含む表示されたすべてのリンクが掲載順位の計算対象となる。
- この計算方法により、視覚的にトップに表示されているリンクでも、掲載順位の数値は順位 8 位や 9 位といった高い数値が記録されることがある。
- 異なる匿名化されたクエリから同じ URL への複数のクリックは、計算された平均順位を算出したうえで 1 行に集約される。
- 同じ AI Mode の会話内で行われた後続のクエリにおけるクリックは、新しいページで発生したものとしてトラッキングされる。
- 場合によっては、 2 つの異なるリンクが同じ掲載順位としてカウントされることがある。
AI Mode(と AI Overview)のインプレッションやクリックは Search Console のレポートに含まれるが特定できないという事実が検証でも確かめられました。
AI Mode のトラフィックは全体的なレポートに影響を与えるものの、クエリレベルの分析における透明性および粒度は極めて限定的です。
AI 検索機能からのトラフィックを分離して分析できるようにしてほしいという要望が多く寄せられていることは検索チームも認識しています。
しかしながら、Google 主催イベントでのコメントや直接リクエストしたときの反応からすると、少なくとも近いうちの提供は望み薄かなと感じます。
具体的なクエリはともかく、インプレッションとクリックのデータくらいは入手できるようにしてほしいと個人的には考えます。
Discover パフォーマンスレポートと同じようにです(Discover はそそもそもクエリ自体が存在しないけれど)。
