ショート動画SEOがGoogle検索で今後重要になるかも

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再生時間が短いショート動画を検索結果でどのように提供するかを Google は模索中です。
ショート動画 SEO に取り組む時代が近い将来にやってくるかもしれません。

Search Off the Record ポッドキャストのエピソード 33 にゲスト出演した Danielle Marshak(ダニエル・マーシャク)氏がショート動画に対する Google の取り組みについて語りました。

再生時間が短く、向きが縦長のショート動画

ショート動画の明確な定義はありませんが、一般的には再生時間が 5 分以内くらいの短い動画を指します。
また、PC で視聴する動画は向きが横長(ランドスケープ モード)なのに対し、ショート動画はスマホで視聴することを想定しているので縦長(ポートレート モード)です。

ショート動画はコンパクトだけれど、さまざま視点や見解を得られます。
たとえば、バナナブレッドのレシピでは、5 人の別々の人たちの作り方をわずか 5 分で知ることができます。

ショート動画はいろいろなクエリの結果として適している

いろいろなクエリの検索結果としてショート動画は役立ちます。
検索結果でどのように見せるかを Google はテストしています。

たとえば、アレンジしたバナナブレッドのレシピを知りたいユーザーには、

  • 文字で読むのが好きな人
  • 長い動画で見たい人
  • 短い動画で見たい人

さまざまなタイプの人がいると想定できます。
れぞれに適したコンテンツを検索で提供したいと Google は考えています。

[banana bread](バナナブレッド)でモバイル検索すると、典型的なレシピ結果が出てきます。

バナナブレッドのレシピ結果

通常の動画でもレシピが出てきます。

バナナブレッドの動画結果

そして、“Short videos” という見出しでショート動画によるレシピが出てきます。

バナナブレッドのショート動画結果

ほかには、購入にもショート動画が役立つかもしれません。
たとえば、Vitamix というブレンダーが気になっていたとしたら、どのくらいの大きさなのかや、ブルーベリーをどんなふうに砕くのかを知るのにショート動画が適しているかもしれません。

ショート動画がふさわしいクエリがいろいろありそうだと Google は考えています。

クロール可能な URL でショート動画を公開する

ショート動画が検索結果に掲載されるには重要な条件があります。
それは、ショート動画が URL を持っていてクロール可能であることです。
専用アプリがなくてもブラウザで視聴できる状態じゃないと、Google はインデックスできません。

僕が調べた限りでは、Google の検索結果に掲載されるショート動画は次の 3 つです。

  • TikTok
  • YouTube(ショート)
  • Facebook

Instagram(リール)や Snapchat のショート動画は確認できていません。

ショート動画の将来性

ショート動画を検索結果に掲載するための技術的な仕様を公開する予定は、現時点ではないようです。

ショート動画がユーザーにどのくらい検索で求められるかやどのように検索結果で提供するのがふさわしいかをテストをとおして Google は確かめている最中です。

2020 年の年末くらいからショート動画の検索結果での掲載テストを Google は始めていました。
最近は、米 Google のモバイル検索でショート動画のカルーセルが出てくるクエリが増えてきたように感じます。

ショート動画の検索結果
📝[acrylic paint](アクリル画)の検索結果に出てくるショート動画
ショート動画の検索結果
📝[boba fett](ボバ・フェット)の検索結果に出てくるショート動画

ショート動画を公開しているならどうなるか注目しましょう。
ショート動画の検索結果での掲載を Google がもし本格化したら、これまでに投稿してきたショート動画が財産になる期待が持てます。