ソーシャルチャンネルのパフォーマンスレポートがGoogle Search Consoleに追加される

[レベル: 中級]

Google は、ソーシャルメディア経由のトラフィックを Search Console の分析情報レポート(Search Console Insights)に直接統合する実験的な機能を公開しました。

検索とソーシャルチャンネルのパフォーマンスを一元化してレポート

Search Console 内の単一のインターフェイスで、ウェブサイトと関連するソーシャルチャネルの両方のパフォーマンスを分析できるようになりました。

このレポートにより、デジタルプレゼンスを一元的に把握できるようになり、自動的に識別されたソーシャルプロファイルの主要な指標を、既存のウェブサイトのデータと並べて表示できます。

提供される指標は次のとおりです。

  • 総リーチ数:Google 検索から特定のソーシャルチャネルへのトラフィックを送ったクリック数と表示回数の合計
  • コンテンツパフォーマンス:ソーシャルチャンネル内のトップページ、および上昇・下降トレンドにあるページ
  • 検索クエリ:ソーシャルプロフィールへユーザーを導いている主要クエリと急上昇中のクエリ
  • オーディエンスの所在地:検索結果でソーシャルチャンネルをクリックしているユーザーが多い上位の国
  • 追加のトラフィックソース:画像検索、動画検索、ニュース検索、Discover から受け取った合計クリック数
social channels in Search Console [サイトに関連付けられた YouTube チャンネルへの検索トラフィックの分析情報レポート]

サイトとソーシャルチャンネルの関連付け

サイトに関連するソーシャルチャンネルは Google が自動で検出します。
検出されたソーシャルチャンネルが分析情報レポートにまず提案されるので、問題なければ手動で登録します。

ocial channels in Search Console [自動で検出されたサイトと関連する YouTube チャンネル。ボタンをクリックして追加できる]

自動検出なので自分では追加できません。

関連付けの対象となるソーシャルメディアについては公式アナウンスでは言及がありません。
しかし、検索チームの Daniel Waisberg(ダニエル・ウェイブバーグ)氏によれば、次の 3 つのプラットフォームから開始されるようです。

  • TikTok
  • Instagram
  • Youtube

X は対象じゃないみたいですね。

限定的に提供開始

分析情報レポートでのソーシャルチャンネルのパフォーマンスは、限定された一部のウェブサイトを対象に提供開始されました。

僕はまだ使えていません。
対象になっているかどうかチェックしてみてください。

Search Console 新機能を矢継ぎ早にリリース

2025 年後半になって Search Console の新機能を矢継ぎ早に Google はリリースしています。

もう 1 つブランドクエリ フィルタという新レポートも導入されているのですが、実際に使えるようになるの待っているためブログではまだ紹介できていません。

この記事で紹介したソーシャルチャンネルレポートが今年は最後でしょうか?
さらに追加でもう 1 つ、2 つくらいきそうな予感もします。